京王プラザホテルが受付に顔認証でチェックインする「NEC スマートホスピタリティサービス」を導入 チェックインの混雑緩和に

NECは、株式会社京王プラザホテルが運営する京王プラザホテル向けに、顔認証で自動受付して、ルームキーを発行するための「NEC スマートホスピタリティサービス」を提供を開始したことを8月9日に発表した。京王プラザホテルでは、このサービスを本年8月から運用開始している。なお、京王プラザホテルの規模は、客室数は全1,453室で、顔認証チェックインを導入したホテルとしては国内最大規模となる。


宿泊者情報に加えて顔情報を事前に登録

宿泊客は、京王プラザホテルの宿泊ネット予約の際、「NEC Smooth Check-inアプリ」から事前に宿泊者情報に加えて、スマホ等で撮影した顔情報も登録しておく。京王プラザホテルにチェックインする際、フロントに設置したタブレット端末で顔を照合すると、顔認証によりスムーズにチェックインとルームキーが発行できる。なお、顔認証の代わりにQRコードでのチェックインも可能となっている。

顔認証によるチェックインの様子

これにより、受付が混雑する時にも自動チェックイン機によって、少ない待ち時間でスムーズにチェックインが可能となる。ホテルスタッフ側のメリットとして、受付の他の業務に対応する時間が増え、ホテル業務全体の効率化や顧客満足度向上を実現することに繋がる(なお、顔認証はホテルのチェックインの際に行われるもので、各部屋のロックを解除するのには顔認証は使用しない)。


NECの生体認証「Bio-IDiom」の顔認証技術を活用

このサービスの顔認証には、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、世界No.1の認証精度を有する顔認証技術が活用されている。なお、顔認証チェックインは、顔情報の使用に同意し、登録した宿泊客のみ利用することができるもので、同意を得ていない宿泊客の顔情報保持および顔の照合を行うことはない。

NECは、デジタル技術を活用した新たな顧客体験「Smart Hospitality」の提供を通じて、安全・安心で効率的な滞在や周辺地域全体の活性化を目指す「Smart VenueCX」を推進している。これにより、人やモノ、プロセスの情報・状態をバリューチェーン全体で共有し、新たな価値を生み出す「NEC Value Chain Innovation」(最先端のデジタル技術を活用し、お客さまとの共創活動を通じて、人やモノ、プロセスを企業・産業の枠を超えてつなぎ、新たな価値を生み出すNECの事業領域。地球との共生、企業の持続的な成長と人が豊かに生きる社会の実現に貢献すること)を顧客と共に実現していく考えだ。

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ロボスタ編集部

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