ドコモが最新の生成AI、味覚共有の人間拡張、力触覚を活用したロボットなど見どころ満載の最新技術を多数展示「ドコモ オープンハウス`24」開幕

2024年1月17日と18日の2日間、NTTドコモが開催する「docomo OpenHouse’24」が東京国際フォーラム(ホールE1)で開幕した。生成AIや、味覚を共有する人間拡張技術の体験、ハプティクス(力触覚)をロボットへの応用、インフラ整備、6Gの最新技術など、さまざまな最新技術のコンセプトやデモを見たり、体験することができる。16日に関係者及び、報道関係者向けに内覧会がおこなわれた(詳細は別途記事で紹介したい)。

生成AIとデジタルヒューマンを活用したコミュニケーション接客AIの、ユーザーに寄り添った会話デモ(関連記事「ドコモが最新の「AI接客」のデモを公開 生成AIや行動分析AIなどを組合せてユーザ向けの高度なAI応対を体験」)

CMで話題の「味覚の共有」人間拡張基盤の体験ができる 関連記事「「人と味覚を共有する」ってどういうこと? ドコモの世界初「味覚共有」人間拡張基盤の体験してきた

移動ロボット、遠隔操作、デジタルツイン、IOWNの高速通信を活用した計測機やデーターセンターのサーバ環境を確認するデモ

なお、既に一般参加申込みは終了している。

ハプティクス技術を使って、ロボットが把持したものを判別して区分けするデモ

工場・プラントなどで計器類をロボットで巡回して、遠隔から確認するデモ

リアルタイムでハプティクス技術を体験できるブース

ドコモが高機能AIエージェント「Another Me」のデモにまさかの「邪神ちゃんドロップキック」を起用!LLM、音声合成、キャラ属性認識など活用。関連記事「ドコモ「誰でも簡単にデジタル空間に分身が持てる」大規模言語モデル(LLM)、個人性を再現する対話技術、数分で音声合成できる「Another Me」のデモ公開

停電でダウンした基地局に電気自動車(EV)を配車して給電、基地局を復旧するシステム。配車はAIで高効率な運用をおこなう(関連記事「ドコモ/NTT/NCS 停電した基地局に電気自動車(EV)を派遣して給電・早期復旧へ EVの配車にAI活用 「基地局電源救済システム」実証実験」)

自動運転対応の草刈りロボットも参考展示。遠隔操作(リモコン)版は既にリリース済み。キャタピラーで駆動。


■Welcome Speech




展示されている技術の全容

会場内は 6つのエリアに区切られ、「生成AI AIの社会実装を考える」「メタバース・XR 仮想と現実がともににぎわう社会」「コミュニケーション “つながり”は距離も時間も超えていく」「都市デザイン 未来を彩る魅力ある街づくり」「交通 快適でスマートな新しい移動体験」「5G Evolution & 6G 社会インフラとしての通信」をテーマに、新しい技術やコンセプト、実証実験中やリリースしたばかりのサービスなどの、デモや展示を見ることができる。


関連サイト
docomo Open House’24

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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