ヒューマノイドをはじめとした最先端のロボット技術を開発している東京ロボティクス株式会社は、これまで培った双腕ロボットや移動マニピュレータ技術を生かした遠隔操作ロボットソリューションの提供を開始すると発表した。クライアントの要望に応じてロボットと遠隔操作装置をカスタマイズし、最適なシステムを提案するとしている。
ソリューションの基礎技術としてのパペット型遠隔操作装置
同社はこれまで、NTTコミュニケーションズや早稲田大学と共同、もしくは単独で、複数タイプの遠隔操作装置を開発してきた。一例は下記の通り。
・力伝達型遠隔操作装置(メカニカルグローブ付)
・装着型遠隔操作装置(ヘッドマウントティスプレイ付)
・パペット型遠隔操作装置
・ブラウザベース半自律型遠隔操作装置
これらの技術を用いて、例えば次のような用途で遠隔操作ロボットシステムが活用できる。
・危険作業
・高所作業
・僻地運用
・重量物運搬等の高負荷作業
・クリーンルーム作業
・冷凍倉庫作業
・Embodied AI(学習データ収集)
また、自律制御と組み合わせることで、複数台のロボットの同時運用も可能になる。
・扉を開けての移動からラック内スキャンを自律的に行っている例
ソリューションの例として、次のようなタスクが考えられる(あくまで仮説で、実際はクライアントとの議論を通して、性能面・コスト面・運用面から実用に耐えうるシステムを提案する)。
屋外遠隔作業
遠隔地のプラントや発電施設などにおいて、屋外仕様のロボットを遠隔で操作し、計器の確認やスイッチのOn/Offなどを行う。
電線メンテ作業
高圧電線などのメンテナスを遠隔から双腕でおこなうシステムを想定。ドローンによる運搬やクレーンへの搭載も併せて検討する。
関連記事
力制御可能な人型ロボットの新型「Torobo」と多指ハンド「Torobo Hand」提供へ 生成AI連携ロボットの開発や研究に 早大発の東京ロボティクス
東京ロボティクス 物流施設向けソリューション「Torobo GTC」提供開始 カゴ車等へ商品を自動搬送して24時間無人運用を実現
【世界初】データセンターでテレプレゼンスロボットを使って専門員が遠隔から運用保守業務 NTTコム他4社で10月から実証実験
東京ロボティクス 関連記事【ロボスタ】
力制御可能な人型ロボットの新型「Torobo」と多指ハンド「Torobo Hand」提供へ 生成AI連携ロボットの開発や研究に 早大発の東京ロボティクス
東京ロボティクス 物流施設向けソリューション「Torobo GTC」提供開始 カゴ車等へ商品を自動搬送して24時間無人運用を実現
【世界初】データセンターでテレプレゼンスロボットを使って専門員が遠隔から運用保守業務 NTTコム他4社で10月から実証実験
東京ロボティクス 関連記事【ロボスタ】
この記事を読んだ人におすすめ
- 工場の巡回点検を業務DXロボットで自動化、最前線を日立とugoに聞く 工場が抱える課題/ugoの採用理由/生成AIをどう活用する?
- 力制御可能な人型ロボットの新型「Torobo」と多指ハンド「Torobo Hand」提供へ 生成AI連携ロボットの開発や研究に 早大発の東京ロボティクス
- 分身ロボットでカフェの来店客をおもてなし オリィ研究所ら特別支援学校生徒向けの遠隔就労体験プログラムを神戸と名古屋で実施
- アバター遠隔接客サービス「KSIN」が道の駅日立おさかなセンターで実証実験を実施 雇用機会創出の可能性等について検証
- 【速報】GMOがAI・ロボット事業に本格参入、GMO AIRを設立 ヒューマノイドや多脚型ロボットにも注力!ロボットたち大集合でデモ披露
PR
このカテゴリの新着記事
注目のロボット
注目のロボット企業
チャンネル登録
Posting....