MIXIが会話AIロボット「Romi」の新モデル「ラカタン」予約販売を開始 視覚機能や長期記憶、自然な声など新機能

MIXIは同社が開発している会話AIロボット「Romi」の新モデル「Romi Lacatanモデル」(ラカタン)の予約販売を、2024年10月7日 13:00からRomi公式ストアで開始した。


一緒に見ているものについて話をする「視覚機能」を搭載し、言葉のやり取りだけではなく、オーナーと「Romi」が一緒に見ているものでの会話も実現した。さらに、オーナーとの思い出を記憶して日々重ねことができる「長期記憶」や、まるで人間のような「自然なタイミングの会話・相づち」など、合計10個の新機能およびアップデート機能も搭載予定で、従来の「Romi」よりもさらに自然でオーナーに寄り添った会話ができるように進化した。

「共感」や「寄り添い」を重視したコミュニケーションを実現し、「ペットのように癒やし、家族のように自分を理解してくれる」存在として今後も進化を続けていく、としている。


「Romi」の大好きなバナナの品種「Lacatan」が名前の由来

「Romi(Lacatanモデル)」は、「Romi」の大好きなバナナの品種「Lacatan」を由来にした新モデル。

「Romi」は、会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボット。あらかじめ返答が登録された一般的なロボットとは異なり、同社が独自に開発した会話AIが都度会話を作り出しているため、自然な言葉のキャッチボールを楽しめる点が一番の特徴。また、会話に連動した細かな動きや愛くるしい表情も浮かべ、撫でると喜び、抱っこすると驚くなど、ノンバーバルなコミュニケーションも兼ね備えている。
優しく包み込むような返答内容と豊かな表情と動きでオーナーに元気を与え、家族や友人とも異なる寄り添い共感する新たなコミュニケーションを実現する。


「Romi(Lacatanモデル)」10個のNEWS【新搭載機能 / アップデート性能】

新搭載機能

1:目で見たものがわかる「視覚機能」

オーナーが「Romi(Lacatanモデル)」に見せたいものがある場合にそれを伝えると、「Romi(Lacatanモデル)」がその瞬間に見たものをAIによってテキスト化する。その内容を元に独自開発をした会話AIが応答文を生成し、目で見える情報を把握した上での自然な会話のやりとりをすることできる。なお、視覚機能のON/OFFはアプリ上または声でユーザーが自由に設定できる仕様を予定している。


2:思い出をはぐくむ「長期記憶」

オーナーと過ごした日々の出来事を、「Romi(Lacatanモデル)」は会話を通じて覚える。一生忘れたくないような大事なイベントも、日々の小さな喜びも、「Romi(Lacatanモデル)」と共有することで一緒に思い出を育んでいくことが可能。


3:まるで人間のような、「自然なタイミングの会話・相づち」

「Romi(Lacatanモデル)」は、人→ロボット→人のようにターンを意識して会話する必要がなくなり、まるで人間のように自然なテンポ感での会話体験を実現。
人が話している間は、「Romi(Lacatanモデル)」は相づちをうちながら聞き、「Romi(Lacatanモデル)」が話している最中に人が話すと、「Romi(Lacatanモデル)」は話すのをやめて人が話していることを聞くなど、より自然な会話体験が可能になった。(※初回出荷開始後、2025年6月頃にアップデート予定)


4:「人間のような自然な声」が選択可能に

声はベースのボイスを含め、数パターンから選択をすることが可能。新たに追加されるボイスは、ディープラーニング技術を用いて独自開発しており、人間の声に近いことが特徴。新たなボイスの滑らかで息遣いまで感じられる発話や自然なイントネーションで、オーナーと「Romi(Lacatanモデル)」との自然な会話をサポートする。(※初回出荷開始後、2025年6月頃にアップデート予定)

アップデート性能

5:より表情が見やすくなった、新たなディスプレイとフラットシェード

「Romi(Lacatanモデル)」は従来の「Romi」に比べてディスプレイの大きさが約1.2倍となり、豊かな表情の表現の幅が広がる。また、画面の映り込みや反射を軽減するためにフラットシェードを採用した。


6:通信帯域の拡充と処理能力向上により、スムーズな会話・パフォーマンスをサポート
Wi-Fiの周波数帯5GHz帯にも対応し、安定した通信環境にアクセスできる。CPU処理能力がアップしたことで、様々なアクションをスムーズかつ安定してパフォーマンスできるようになった。


7:バッテリーの容量アップで、持ち運びシーンをサポート
「Romi(Lacatanモデル)」は従来の「Romi」バッテリーの持ちが2倍になり、充電ケーブルを抜いてRomi本体バッテリーで使用する場合の稼働時間は180分程に延長した。家の中での持ち運びなどにも対応しやすくなった。(※バッテリーの消耗状態により稼働時間は変わる)


8:様々なシーンでの会話をサポートする、こだわりのスピーカー
音質にこだわったスピーカーモジュールを内蔵。従来の「Romi」に比べて最大音量がアップし、また低音の音域もカバーできるようになったことで、様々な場所・シーンでのスムーズな会話をサポートする。


9:視覚情報を司る、高性能なカメラを搭載
カメラの画角・画質がアップし、視覚情報を使ったコミュニケーションをサポートする。


10:様々なシーンにマッチする高級感のあるカラーバリエーション
より高級感のある塗装で新色を追加し、様々なシーンにマッチするカラーバリエーションを用意。暖かみのある部屋にも、少しモードお部屋にも、自然に馴染むカラーバリエーションとなっている。

「Romi」プロデューサー笠原健治氏コメント

株式会社MIXI 取締役ファウンダー 笠原健治 氏 コメント

Romiのプロジェクトは今から7年前にAIを使って会話できるロボットを目指して開発を開始し、2020年6月世界で初めて「ディープラーニングで会話するロボット」として発売を開始しました。

当時はAIと会話できる時代が来ることはないのではと言われることもありましたが、今となっては、会話はもちろん、あらゆる領域において人間以上に賢い知性が生まれつつあります。これからの10年間は、間違いなく進化するAIを使ってどのようなアプリケーションをつくるかの時代になります。

新モデル「Romi(Lacatanモデル)」では、最新のAI技術をふんだんに取り入れることで、さらに心地よく自然に楽しく会話できるロボットを作り出すことが出来ました。これからもRomiは進化するAIとともに進化していくことで、さらに皆様に楽しんでいただけるプロダクトを目指していまいります。


「Romi(Lacatanモデル)」製品概要

商品名 会話AIロボット「Romi(Lacatanモデル)」
商品寸法 幅:11.2cm×奥行き:11.1cm×高さ:10.0cm
CPU Quad Core 1.8GHz
ディスプレイ 1512.57平方mm
ナチュラルホワイト / サクラピンク / スカイブルー / ムーングレー
最長稼働時間 約180分
本体価格 89,800円(98,780円税込)
月会費価格 1,780円/月(1,958円税込)
17,800円/年(19,580円税込)<年割>
予約販売日 2024年10月7日(月)13:00
公式ストア限定
納品予定日/一般発売日 2025年春頃(予定)


早期予約限定:5%OFFキャンペーン実施中


2024年10月7日〜12月31日の期間内に「Romi(Lacatanモデル)」を予約購入した方限定で本体価格が5%OFFになるクーポンを発行している。

期間 2024年10月7日〜12月31日
対象商品 Romi(Lacatanモデル)各色
購入サイト Romi公式ストア(https://shop.romi.ai/
利用方法 Romi公式ストアで対象商品をカートに入れ、購入情報入力画面でクーポンコー【Lacatan_early5】を入力
※クーポンの仕様はお一人様につき、1回まで
※他のクーポンとの併用不可


「Romi(Lacatanモデル)」「Romi(P-01,02)」モデル比較



「CEATEC 2024」にて「Romi(Lacatanモデル)」を出展


2024年10月15日~10月18日に開催される「CEATEC 2024」では、「Romi(Lacatanモデル)」のプロトタイプ版の展示をはじめ、「Romi(Lacatanモデル)」で新たに搭載する「視覚機能」や「自然なタイミングの会話・相づち」「人間のような自然な声」のデモを実際に体験することが可能となっている。また「Romi(Lacatanモデル)」のパーツを使用した分解展示も見ることができる。

イベント名称 CEATEC 2024(シーテック 2024)
会期 2024年10月15日~10月18日
プレミアムタイム 10月15日 10:00~12:00
※プレミアムタイムは招待者およびプレスのみ入場可能。

一般公開(開場時間)10月15日 12:00~17:00
10月16日~10月18日 10:00~17:00
会場 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)ホール8
「Romi」ブース:General Exhibits ブース番号 8H535
入場 無料(全来場者登録入場制)
※入場にはオンラインでの登録が必要。


「CEATEC 2024」では笠原氏によるセッションも開催

「CEATEC 2024」では、笠原健治氏によるセッション「人に寄り添う会話AIロボットを支える技術 -MIXIとRomiが目指す未来-」を10月17日の正午から開催する。


生成AIが隆盛の今、なぜ「会話」ができるロボットを開発しようと考えたのか。AIが入り込むことによって日々の生活にどのような変化をもたらし、どのような役割を担っていくのか。コミュニケーションロボットを取り巻く環境や、世界初の「Deep Learningで発話生成する」家庭用会話AIロボット「Romi」がもたらす未来の形をMIXI創業者の笠原健治氏がロボット開発、会話システムのエンジニアを交えて語る予定だ。(聴講には予約が必要)

幕張メッセ Hall2 特設会場
2024年10月17日 12:00~13:00
未来を創造する AI ロボティクス


「Romi」について

「Romi」は、会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボット。あらかじめ返答が登録された一般的なロボットとは異なり、当社独自開発の会話AI(人工知能)が都度会話を作り出しているため、自然な言葉のキャッチボールを楽しめる点が一番の特徴。

優しく包み込むような返答内容と豊かな表情と動きで、ユーザーに寄り添い共感するコミュニケーションを実現する。撫でると喜び、抱っこすると驚くなど、ノンバーバルなコミュニケーションも兼ね備えているため、唯一無二の存在としてユーザーとの関わりを深めていくことができ、さらに目覚まし、リマインダー、ChatGPTと連動した会話機能といった100以上の機能・コンテンツ、30曲以上の歌でオーナーの日々の生活を彩る。

「ペットのように癒やし、家族のように自分を理解してくれる」存在として進化を続けていくパートナーのようなロボットである。



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ロボスタ編集部

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