下げ膳に特化型したロボット「HolaBot」導入 約150kgの食器類の運搬を代替 ANAクラウンプラザホテル神戸

DFA Roboticsは、下げ膳特化型ロボット「HolaBot」を、兵庫県神戸市にあるANAクラウンプラザホテル神戸に導入したことを発表した。

概要

兵庫県神戸市にある「ANAクラウンプラザホテル神戸」は37階建ての高層ホテルで、山陽新幹線「新神戸駅」に直結する神戸のランドマークホテル。今回4階のカジュアルダイニング「ザ テラス」において下げ膳特化型ロボット「HolaBot」を導入した。

「HolaBot」は一日平均約5時間稼働し、約150kgにも及ぶ食器類が載ったワゴンをレストランから洗い場まで運搬。その結果、従業員の負担軽減や接客時間の増加、利用客の満足度向上を実現したとしている。

下げ膳特化型ロボット「HolaBot」とは


DFA Roboticsが取り扱う下げ膳特化型ロボット「HolaBot」は、1度に最大60kgまで運搬が可能な下げ膳に特化したロボット。

防水規格IPX5に準拠し、水濡れも安心。また、独自の障害物回避機能やサスペンションなどによってスマートな走行を実現。飲食店をはじめ、宿泊施設や倉庫、工場など運搬量が多い顧客から人気を得ている。

ANAクラウンプラザホテル神戸 コメント

総支配人 原めぐみ 氏

コロナ禍における人員不足と、下げ膳業務の負担が大きいことが課題でした。HolaBotの導入により、スタッフの身体的負荷が大幅に削減され、接客業務に集中できるようになりました。見栄えの観点でもワゴンよりロボットのほうがスマートで、お客さまにも好評です。サービスクオリティやエレガンスが求められるホテル業界においても、ロボット活用は十分に有効であることを実感しています。


料飲マネージャー 中野達朗 氏

HolaBotの導入により、スタッフのホール滞在時間が増加し、サービスの質が向上しました。アルバイトスタッフのトレーニング時間も確保でき、人手不足の中でも接客品質の維持・向上に貢献しています。今後も、サービスクオリティとDXを両立させていきたいと考えています。


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ロボスタ編集部

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