フジテックが相鉄の商業施設でエレベータとロボットの連携システムを導入 自動配送ロボットを活用した商品配送サービス開始

フジテックは、相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが運営する神奈川県横浜市の商業施設「ゆめが丘ソラトス」向けに、エレベータとロボットの連携システムを導入したことを発表した。

「ゆめが丘ソラトス」ロボットを活用した商品配送サービスをスタート

ゆめが丘ソラトス

近年、配送や清掃、警備分野では人手不足解消に向けてサービスロボットの導入が本格化。ロボットがエレベータと連携すれば階の異なるフロアに移動できるようになり、サービスの提供範囲が広がることから、連携システムの技術の確立と普及に期待が寄せられている。

フジテックは2024年7月に開業したゆめが丘ソラトスにエレベータ・エスカレータ計31台を納入。そのうちの従業員用エレベータ1台にロボットの連携システムを導入している。フジテックが神奈川県内でロボット連携機能を提供するのは、今回が初めての事例となる。

ゆめが丘ソラトスでは2024年8月19日からロボットを活用した商品配送サービスをスタート。ロボットは自動でエレベータに乗って施設内の飲食テナントで商品をピックアップし、施設内の利用客に商品を届ける。

ロボットがエレベータに乗って荷物をお届け!フジテック事業所内のロボット導入事例


エレベータ実装内容

対象:商業施設内 従業員用エレベータ 1台
納入:2024年5月
機能:ロボットとエレベータの通信連携による人を介さない自律移動
仕様:クラウド接続方式、ロボットと人が乗り合いする仕様


フジテックのロボット連携技術について

フジテックは、ロボットフレンドリーな社会を目指す「ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)」に加盟し、ロボットがエレベータを利用して階の異なるフロアへ自律的に移動できるよう支援する「ロボット連携技術」の開発を進めている。

既に複数の実証実験に参画しているほか、2023年からは自社の事業所内でもロボットの業務運用を開始。事業所内の書類配送業務や工場の部品運搬にロボットとエレベータの連携機能を使い、ノウハウを蓄積している。

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ロボスタ編集部

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