ハプティクス×障がい者雇用促進イベント「共に働く未来カフェ」を西新宿で開催 ベルシステム24とモーションリブ

ベルシステム24とモーションリブは、2025年2月19日にベルサール西新宿にて、障がい者雇用の可能性を探るカフェイベント「共に働く未来カフェ ~リアルハプティクス×障がい者雇用促進イベント~」を共同開催すると明らかにした。

「共に働く未来カフェ ~リアルハプティクス×障がい者雇用促進イベント~」では、東京都の「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」の一環である「感触制御技術を活用した社会課題の解決手段の検討分科会」内の「障がい者支援プロジェクト」の実証実験として、遠隔操作によるコーヒーの抽出および提供を行うとしており、これにより両社が推進する障がい者雇用の促進を目的とした「ロボット遠隔操作カフェ」の運営について社会実装に向けた検証を行う。

「障がい者支援プロジェクト」について

非就労障がい者は、国内だけでも356万人(公益財団法人日本財団の「就労困難者に対する調査研究」より)に上ると言われている。障がいを理由に出社が困難な人にとって、遠隔で就労できるリモートワークは、多様な働き方のひとつとして広がっている。一方で、リモートワーク可能な業務は限られており、カフェなどの接客業では対面での就労が前提となってる。

こうした中で、本プロジェクトは、モーションリブの触ったものの感触が遠隔地に伝わる「リアルハプティクス」を搭載したロボットを使用し、ベルシステム24の「障がい者の運営によるカフェ」の知見を基に、障がいのある人がリモートで働くことを可能にするカフェの実現を目指している。この取り組みの実現によって、障がい者の業務の幅を拡大し、障がい者の社会参加や働きがいのある職場づくりを推進する。

「共に働く未来カフェ ~リアルハプティクス×障がい者雇用促進イベント~」について


「共に働く未来カフェ ~リアルハプティクス×障がい者雇用促進イベント~」では、ベルシステム24の障がい者スタッフが、コーヒー提供会場とは異なる部屋からロボットを遠隔操作して、コーヒーの抽出から提供の工程までを実施する。本取り組みにより、「リアルハプティクス」を搭載したロボットを用いることで、複雑な作業も特殊な訓練を必要とせずに遠隔化できることを確認し、味わいや提供スピードも問題なくコーヒーの提供が可能かを検証する。

また、コーヒー提供会場では両社による展示ブースも設置。モーションリブのブースでは、リアルハプティクスの技術紹介や体験できるスペースを設けるほか、ベルシステム24のブースでは、障がいを持つ方の雇用促進を目的とする特例子会社のベル・ソレイユの取り組みの紹介をはじめ、障がい者スタッフによる手作りの編み物やコースターなどの制作物や、ベルシステム24が障がい者の多様な働き方の実現を目指し協業している一般社団法人ラ・バルカグループの久遠チョコレートの展示を行う。

本イベントは、コーヒー提供体験20名(企業向け)が事前申込制となっている。興味のある企業や団体の担当者様は、申込みをして欲しい。また、イベント見学40名(企業・一般含む)は事前申込不要で、当日の見学も可能だ。

イベント概要
名称 共に働く未来カフェ ~リアルハプティクス×障がい者雇用促進イベント~
日時 2025年2月19日 12:00~17:00
場所 ベルサール西新宿 〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-3
住友不動産西新宿ビル3号館 2階 Room2
アクセス 大江戸線「都庁前駅」A5出口徒歩4分
内容 リアルハプティクス技術を活用したカフェ運営、障がい者雇用に関する展示・説明
対象/定員 コーヒー提供体験20名(企業向け)※事前申込制
イベント見学40名(企業・一般)※事前申込不要、当日見学可
参加費 無料
コーヒー提供体験イベント申込 https://forms.office.com/r/PcwrPBu4kK


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ロボスタ編集部

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