アスラテック、ROBOTIS社製の自動配送ロボットの取扱開始 屋内型と屋外型の2タイプ、エレベータを操作する機能も

サービスロボット支援事業を展開するアスラテック株式会社は2025年2月26日、ROBOTIS社が開発した自律走行型配送ロボット「GAEMI(ゲミ)」の取り扱いを開始すると発表した。

屋内型の「GAEMI」


屋内型と屋外型の2タイプ

「GAEMI」は、ホテル、リゾート、高層ビルなどのさまざまなサービス空間で物品の配送サービスを提供できる自律走行型配送ロボット。屋内型と屋外型の2つのタイプが用意されている。

屋外型

屋内型はロボットアームの装着が特徴。たとえばエレベーターでフロアを移動するのに、ボタン操作でエレベーター移動ができるため、施設を改修せずに運用することができる。同様にロボットアームを使ってセキュリティゲートを通ったり、ドアノックをすることができる。同社はまず、屋内型を中心に取り扱いをはじめ、屋外型も顧客ニーズに合わせて提案や導入の検討を進める予定。


アスラテックはこれまで屋内自律走行型配送ロボットの導入支援を行ってきた知見を生かし、ROBOTIS社の戦略パートナーであるSenxeed Robotics株式会社と協業の上で、「GAEMI」の導入や実証を支援していく。


ロボット「GAEMI」の概要


屋内配送ロボット

アームを利用してエレベーターのボタンを操作することや、ICカードを用いてセキュリティエリアへのアクセスを実現する。



これにより、エレベーターシステムやハードウェアの改修を要することなく、異なる階への移動やセキュリティが強化されたエリアへの荷物運搬が可能になる。


■ 動画

大きさ:540mm×500mm×1150mm
重さ:75kg(オプションによって異なる)
荷重:最大30㎏
詳細ウェブサイト:https://www.senxeed.com/robot-introduction-gaemi

屋外配送ロボット

屋外自動走行ロボットは、QRコードを読み取り、スマートフォンでオーダーすることで配送業務を自動化できる。


GPS機能と管制でのロボット一括監視で、正確な配送と安全を確保している。


■動画

大きさ:733mm×549mm×729mm
重さ:66~70kg(オプションによって異なる)
荷重: 最大30㎏
速度:0.5~2m/s


ROBOTIS社の概要

1999年設立、2018年KOSDAQ上場。配送ロボットを中心に最先端のロボット研究、開発をしている韓国ロボットメーカー。


Senxeed Robotics(センシードロボティクス)の概要

サービスロボットのローカライズとグロース支援を行っており、ROBOTIS社の戦略パートナーとして日本市場の進出を支援。

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ロボスタ編集部

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