VR技術で物流・製造現場のロボット導入を包括支援する新サービス開始、ジョリーグッド

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株式会社ジョリーグッドは、物流・製造現場における自動搬送ロボット(AGV/AMR)などの導入を支援する包括的ソリューション「JG Robot Ready(ジェイジー ロボットレディ)」の提供を開始した。

同社は医療向け実写VRサービスで国内トップシェアを誇る企業で、医療現場で培った高精度な360度VR技術と行動変容を促す教育手法を、産業分野に応用する。

深刻化する人手不足とロボット導入の課題

物流・製造業界では人手不足が限界を迎え、ロボット活用が急務となっている。しかし、日本の導入率は世界水準のわずか3分の1にとどまっている。多くの現場がアナログな人力に依存しており、競争力の低下が危惧されている状況だ。

さらに、ロボット導入の7割が失敗しているという課題も存在する。その要因として、現場環境の整備不足、従業員の安全意識不足、熟練技能の継承困難の3点が挙げられる。これらの課題は、ロボット自体の性能ではなく、受け入れる側の「環境」や「人」の準備不足に起因している。

ジョリーグッドは、医療現場で培った高精度な360度VR技術と行動変容を促す教育手法を応用し、これらの産業課題を解決するために「JG Robot Ready」を開発した。

3つのサービスで導入から運用まで支援

「JG Robot Ready」は、ロボット導入の検討段階から運用定着、さらなる高度化までを支援する3つのサービス群で構成される。

1.現場環境の事前リスク分析(Readiness)
360度カメラとLiDAR搭載スキャナで現場を撮影し、AIがロボットの走行リスク(床の段差、狭い通路、通信デッドゾーンなど)を解析・可視化する。ロボット導入前に「どこでエラーが起きそうか」を特定することで、手戻りのないスムーズな導入計画を支援する。

2.安全教育VR(Safety)
人間とロボットが混在する現場向けの安全教育ソリューションとなる。ロボットの死角からの飛び出しによる衝突や、巻き込み事故などの「ヒヤリハット」を、実写360度VRで当事者目線で擬似体験できる。言葉の壁を越えた直感的な教育が可能で、外国人スタッフや短期アルバイトの安全意識を短時間で向上させる。

3.熟練技能デジタル伝承(Teaching)
ベテラン熟練工の作業を、アイトラッキング(視線計測)と360度映像で記録・解析する。言語化できない「カン・コツ」をデジタル資産として保存し、まずは新人教育用のVR教材として活用する。将来的には、AIロボットの学習用教師データ(Imitation Learning用データセット)としての活用を目指す。

連携体制

ジョリーグッドは「JG Robot Ready」を通じて、ロボットメーカー、物流施設デベロッパー、人材派遣会社など多様なパートナーと連携する。人とロボットが安全に共生し、最大限のパフォーマンスを発揮できる社会インフラの構築に貢献していく方針だ。

同社は、高精度な「プロフェッショナルVR」ソリューションと、AIによる行動解析データを提供するテクノロジーカンパニーとして、医療教育、障害者支援、産業安全教育の分野で、人の成長と行動変容を支援するサービスを展開している。

《ロボスタ編集部》

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