株式会社Jizaiは2026年9月3日、自律的に考え行動する汎用AIロボット「Palmimo(パルミーモ、旧称:Mi-Mo)」の卓上型開発キット「Palmimo DevKit(パルミーモ デブキット)」の先行販売を開始した。
対象はEarly Builders(開発者・研究者)とEarly Partners(事業会社・研究機関)。ソフトウェアはオープンソースとして順次公開し、共創型プラットフォームとして展開する。
Palmimo DevKitとは?
本製品は、目を合わせ、声に応え、表情としぐさで語りかける対話型コンパニオン「Palmimo」を、自分のコードで動かせる卓上型開発キットである。
ロボティクスの知識がなくても、手を振る、歩く、首を向けるといった動作をPythonの命令1つ、例えばrobot.wave()などで呼び出せる。
LLMのtool callをロボットの行動に接続するAIエージェント実装を同梱し、頭脳となるAIモデルは差し替え可能だ。外形寸法は400×300×300mm、質量は約2kg、自由度は21軸(脚3軸×6、首3軸)、計算機にはRaspberry Pi 5(16GB)を搭載する。


先行販売とオープンソース展開
先行価格は598,000円(税別)、月額費用はなく、初期保証30日を付す。任意加入のプレミアム保証「Palmimo Care Dev」やカスタム支援サービスも個別見積で提供し、申し込みは公式サイトで受け付ける。あわせてPython SDKやドライバ、AIエージェント実装をオープンソースとして順次公開し、シミュレーション環境を含む開発環境も整備していく。先行購入者にはハードウェア情報を先行提供する。


フィジカルAI人材育成の入り口に
生成AIに続き、AIが身体を持って現実世界で動くフィジカルAIへの動きが加速するなか、Jizaiは設計から開発まで日本で手がけるAIロボットとしてPalmimo DevKitを開発した。
想定する活用シーンには、AIコンパニオン研究、受付・案内のPoC、Sim2RealやVLAファインチューニングに向けた学習実験、企業や大学での人材育成などを挙げる。Palmimoは2025年1月の「CES 2025」で初公開されて以降、国連主催イベントやカンヌ国際映画祭で発表を重ね、現在は日本科学未来館の展示企画「未来の1日」(2026年9月23日まで)で体験展示中である。
ロボスタオンラインセミナー情報
フィジカルAIに重要な「学習データ」 知能化ロボットの最前線
ロボスタでは、ヒューマノイドやAIロボットの進化を支える「学習データ」をテーマに、オンラインセミナー「フィジカルAIの『学習データ』はどう作る? APTO高品氏が語るフィジカルAI時代のデータ戦略と社会実装」を10月7日(水)に開催します。

講演では、「フィジカルAIになぜ学習データが重要なのか」といった基礎から、VLAや模倣学習、テレオペレーションによる実世界データの収集、アノテーション、シミュレーションや合成データの活用まで、フィジカルAIの学習データがどのように作られるのかをわかりやすく解説していただきます。
さらに、実際のユースケースや社会実装に向けた取り組みを紹介します。NVIDIAやAWSとの連携など、フィジカルAI時代に求められるデータ基盤やエコシステムのあり方、今後の可能性についても深掘りします。
ロボットを賢くするための「データ」は、どこから集め、どう作り、どう活用していくのか。フィジカルAIの社会実装を「学習データ」の視点から考えるセミナーです。ぜひ、ご参加下さい。
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「触覚」のAIロボット最新研究と実装の最前線
ロボスタでは、AIロボット実装の鍵を握る最新技術のひとつ「触覚・力覚」をテーマに、オンラインセミナー「ロボットは「触覚」で進化する ヒューマノイド・フィジカルAI時代のハプティクス最前線」を9月17日(木)に開催します。

講演では、「人間の触覚・力覚とは何か」「ロボットに触覚はなぜ必要なのか」といった基礎から、視覚AIとの融合、遠隔操作やテレオペレーションとの関係、医療・介護・製造分野への応用、さらにはヒューマノイドやフィジカルAI時代における触覚技術の役割まで、最新の研究動向を交えながらわかりやすく解説していただきます。
後半は、柔軟ゴムセンサ「e-Rubber」の開発や実証実験、「身体性AI」やロボットへの応用事例等をご紹介。
大学等における最先端研究と、企業による社会実装の両面から、触覚技術の現在地と今後の可能性を深掘りします。ぜひ、ご参加下さい。
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