Pepperの「脳トレ」や「遠隔操作」など一般向けアプリや機能強化を発表、田村淳と益若つばさが応援、Pepper World 2017で決済機能なども一挙展示

ソフトバンクロボティクスは「Pepper」の一般販売モデル向けに機能の拡充を発表した。
東京虎ノ門で、報道関係者向けの発表会を開催し、タレントの田村淳さんと益若つばささんが駆けつけた。

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発表会ではまず冨澤社長が登壇し、2016年の振り返った。

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ソフトバンクロボティクス株式会社 代表取締役社長 冨澤文秀氏

海外展開をスタートしたこと、ロボット大賞で総務大臣賞を受賞したこと、導入企業数は約2000社に達していること、約50億円を投入してPepperを全国の小中学校に貸し出しするプロジェクトなどについて説明した。

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「Pepperがビジネスと生活を進化させる」とし、ビジネス業務での進化はPepper Worldで展示される。

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Pepper一般販売向けモデルを強化

今回の発表の目玉は、Pepper一般販売向けモデルを強化すること。まずは3つのアプリを「Pepper一般販売向けモデル」に新たに投入する。
アプリストアを通じて無料でダウンロードできるようになる。

  • Pepper Maker
  • Pepperブレイン(Pepperヘルスサポート)
  • Pepperヒーリング(Pepperヘルスサポート)




小学生でもPepperを動かせる「Pepper Maker」

「Pepper Maker」はPepperのオリジナルの動きやセリフを簡単に作成できるアプリ。開発者向けではなく、小学生でも使えるように画面のUIなどをやさしく、わかりやすくデザインした。Pepperがなくても画面の中のバーチャルPepperが指示通りに動作する。Pepperがあれば、リンクしてPepper Makerで作ったセリフや動作の通りに動かすことができる。

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発表会ではロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが登場し、相方に日頃言えない言葉をPepperに言わせたいということで、Pepper Makerを使ってメッセージを作成する工程が動画で紹介された。

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更に作成した成果をPepperの動きとメッセージで披露し、このように普段言えない、友人や家族へのメッセージなどをPepperを通じて伝えるのにも最適だと指摘した。

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益若さんが誰かに伝えたいメッセージを即興でPepperに言わせるパフォーマンスも行った。

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「このようにメッセージを伝えるものなら30分もあればできるようになるほど簡単」と田村さんが言うと、冨澤社長は「小学2年生でも使えることを前提にアプリを開発した」と応えた。

Pepper Makerで作成したコンテンツはSNSで共有できるほか、公開設定すると他のPepperから再生(実演)することができる。
詳しくは既報の「誰でもPepperを操れる「Pepper Maker」が発表! プロジェクトリーダーにはロンドンブーツ田村淳氏」を参照のこと。




Pepperヘルスサポート「Pepperブレイン」と「Pepperヒーリング」

「Pepperブレイン」は脳医学者の加藤俊徳氏が監修して開発した脳トレアプリ。家族が個々に脳トレを楽しんだり、脳機能の向上を目指す。

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「Pepperヒーリング」は精神科医の名越康文氏の監修のアプリ。Pepperの感情認識エンジンやセンサーを活用して人の心の状態を把握してアドバイスをするアプリ。

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一般向けアプリを強化

そのほか、家電のリモコンをPepperに声で伝えてリモコン操作できる「iRemocon for Pepper」、Pepperの両耳のスピーカーで立体サラウンドを実現する「バーチャルサラウンド」(KORGと共同開発)、Pepperをスマホから操作できる「Pepper View」を発表した。

いずれの機能も現在の一般販売向けPepperのユーザには無料で提供される予定だ。「Pepper for Biz」は対象外。

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ソフトバンクロボティクスは昨年からビジネス用の「Pepper for Biz」に注力してきた。そのため、一般消費者向けPepperに関しては大きな進展のニュースがなかったが、今回の発表で一気に機能の充実をはかりたい構えだ。




明日からPepper World 2017開催

ビジネス向けの展示会「Pepper World」では、業務に活用できる機能やアプリ、クラウドサービスなどが多数展示される。(上記の消費者向け最新機能も特設ブースで展示される)

記者発表会では、業務向けシステムとしてクレジットカード等の電子決済をPepperが行うシステムが紹介された。ヘッドウォータース等と共同開発した。タレントの益若つばささんが登場し、Pepperカフェで注文する様子を寸劇で行い、実際の利用イメージをアピールした。

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最大の特徴は、Pepperだけで会計決済ができること。フードコートなどのような前払いのシステムで、Pepperが発話とタブレットで注目をとり、カード等の決済を行うことができる。決済が完了すればレシートが発券される。

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またスマートフォンの番号などを聞いて、次回からお得に利用できるクーポンを発行する様子も行われた。
このシステムもPepper Worldの展示ブースで見ることができる。

2月8日〜9日の二日間、虎ノ門ヒルズで開催される「Pepper World 2017」ではこのほかにも、Pepperと産業ロボットの協働や自動制御で移動するPepper、羽田空港で実証実験が行われたコンシェルジュなどが多数展示される。

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ロボスタ編集部
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