中国人エンジニアが自作のロボットワイフと結婚

ロボットと人間の結婚については、既に「セックスロボットと結婚できる時代になる?・・・学者はロボットとの結婚が合法になると予測」で紹介した。この記事は将来どうなるのかという議論の話だった。しかし、今回紹介するのは、実際にロボットと結婚した男の話だ。

中国人エンジニア男性、鄭家嘉(31)氏が、ロボットワイフと結婚したとSouth China Morning Postが報じたのだ。


鄭家嘉氏は人間の結婚相手を見つけられなかったため、自らロボットワイフを製造し、そのロボットワイフを結婚相手にしたという。記事によれば、人間の女性との結婚式同様の儀式を行い、男性の母親や友人も参列したという。ロボットワイフの頭には、中国の伝統的な結婚式向けの赤いスカーフで覆われるなど、本格的なものだ。


このロボットワイフは「Yingying」と名付けられ、現時点で、中国語の漢字の認識、画像認識、そして簡単な言葉を話すこともできるという。さらに将来的には歩行や家事もできるようにアップデートする計画があるとのこと。

このロボットを製作した鄭家嘉氏は人工知能の専門家で、2014年までHuaweiに勤務していたエンジニアだというが、そういうバッググラウンドや技術力がなければ作れるものではないだろう。

僕はこう思った:
結婚式をきっちりやってるのはすごいですね・・・。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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