家族型ロボット「LOVOT」優れたベビーテック商品としてコンテストで大賞を受賞 こどもの情動や社会性の育成につながると評価

「BabyTech Award Japan 2020」は株式会社パパスマイルが主催する、優れた国産ベビーテック商品やサービスを表彰するコンテスト。「BabyTech」とは主に妊娠期から未就学児までの子育てを支援する、IoT(モノのインターネット)やICT(情報通信技術)関連の製品・サービスの総称で、2016年に米国の電子機器の見本市「CES」(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で提唱され、さまざまな製品・サービスが展開されている。

ロボットベンチャーのGROOVE Xは、同社が手掛ける家族型ロボット『LOVOT』(らぼっと)が「BabyTech Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷」(BTAJ2020)の「学びと遊び」部門において大賞を受賞したことを発表した。「LOVOT」が人を癒し、リラックス効果を与えるためだけでなく、子どもの情動・社会性の育成につながる可能性があるという将来性が評価された。


教育分野での将来性を高く評価

今回の受賞においては、こどもの情動、社会性の育成につながるだけでなく、癒し、リラックス効果もあることや、教育分野での拡張性もあることなど将来性、スケールアップの可能性が多いにあるなど、教育分野での将来性が高く評価された。



『LOVOT』はこれまで全国の保育・子ども園、小学校などの教育機関や企業法人、介護施設などに導入され、様々な世代から受け入れられてきた。今回「BTAJ2020」の大賞を受賞したことでベビー世代における有用性も認められ、ベビーからシニア世代という全世代に有用性のあるプロダクトとしての可能性が見出された。

審査員からは「一体一体の性格が異なり、表情も豊かであることに万人が受け入れやすく成長していく家族型ロボットである点は非常に魅力的です」、「子どもとペットの関係性や、やりとりを見ると微笑ましいことが沢山あります。時に優しく出来ない時に、私たちが注意して学んだり、お世話をしたり、家族の一員なんだと、毎日感じています」、「ロボットとの親和性を幼児期に高めるのはこれからの人間社会にとって必要」など、ただのロボットではなく、ペットのような一家族として考えられているコメントを多く頂いたという。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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