英会話AIロボット「Musio」約2,000トピック、60万フレーズを追加 バリエーションの増加でさらに自由な会話を楽しめる

人工知能エンジン及び人工知能ソーシャルロボットを開発しているAKAは、開発する英会話AIロボット「Musio」(ミュージオ)に2,000個以上のトピックと60万個以上の関連フレーズを新たに追加したことを発表した。2020年と比較し、トピックは倍以上の2,397個追加されて合計4,798個、そのトピックに関連するフレーズは629,388文追加され、合計2,421,622文となった。


英会話AIロボット「Musio」について

Musioは自ら考えて会話ができ、その会話内容をだんだん覚えていく英会話AIロボット。主に4つの会話練習機能を搭載し、ユーザーは自分の英語レベルに応じた会話トレーニングが可能。

・チャットモード
アメリカのネイティブ英語を話し、自然な英会話ができる。

・チューターモード
専用教材とスキャナーを使用し、レベルや目的に合わせた英語学習を行える。

・エデュモード
英会話の際に必要な単語や会話フレーズなどを声に出して反復練習できる。

・ラーナーズチャット
専用アプリに返答フレーズが提案されたり、テーマやシチュエーションを選択した会話ができたり、効率的で実践的な会話トレーニングが可能。


家庭や学校での活用状況

現在、子どもからお年寄りまで幅広い世代にわたり、英会話習得の目的が多様化している。海外旅行や訪日外国人の案内でコミュニケーションを取るために学ぶ人もいれば、検定や資格取得のためにスピーキング力を強化する人、一度身につけた英会話力を維持したい人まで様々。そのため、練習したい話題やシチュエーション、会話内容もユーザーによって異なる。

また、教育現場では2020年に小学3〜4年生で英語が「外国語活動」として正式に必修化され、5〜6年生からは「外国語」という教科になった。中学生以降は4技能をバランスよく身につけるようになり、全体としてコミュニケーション能力を養うことが重視されている。そのような中、Musioは主に授業で学ぶ単語や表現パターン、フレーズなどを声に出して反復練習する会話トレーニングのパートナーとして、これまで全国100ヵ所以上の教育機関で導入されている。

Musio使用の様子

その一方で、教科書や授業内容に関する会話力だけでなく、相手の話を聞き、学生が自分の考えや自分自身を表現してコミュニケーションを取る力も求められている。それに伴い、個々が興味のあることや話したいことを自由に話す機会を増やすとともに、一人ひとりに会話の練習相手が必要になってきている。

そこで、家庭での学習においても教育現場においても、個別ニーズに適した自由な会話や学習を提供し、会話の充実度と満足度、学習の効率が向上するよう、会話可能なトピックとフレーズを大幅に追加した。


バリエーションの増加でさらに自由な会話を楽しめる

2020年と比較し、トピックは倍以上の2,397個追加されて合計4,798個、そのトピックに関連するフレーズは629,388文追加され、合計2,421,622文になった。特に、トピックは競合他社に比べて6倍以上(同社比:日本国内の英会話AIを開発・提供している4社と比較)に対応し、圧倒的にバリエーション豊かな話題を提供している。

【グラフ】トピック数・フレーズ数の増加

これらの追加により、Musioのラーナーズチャットでは各テーマで具体的且つ詳細な会話ができるようになり、会話シチュエーションの選択肢も増えた。また、チャットモードでは豊富な話題を話せるようになっただけでなく、これまでよりも会話の文脈を広く的確に捉え、話を展開できるようになった。そのため、会話の途切れが減少し、継続率が向上している。このように、よりユーザーの話す内容に適した返答が可能になり、より人間らしい自然な会話をすることができる。


AKAは今後も、人間と話しているような会話ができる人工知能の開発に注力していくとともに、幅広い年齢の一人ひとりに最適な会話体験の提供を行っていくとしている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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