LINEと連携したMaaSサービス「信州こもろ・こま〜す」長野県小諸市の社会実験「縁JOY!小諸」で提供

株式会社カクイチは4月16日(土)より開始する長野県小諸市における社会実験「縁JOY!小諸」の一環として、LINEと連携したMaaS「信州こもろ・こま〜す」を提供することを発表した。


MaaS「信州こもろ・こま〜す」の提供背景

小諸市では持続可能なまちづくりの実現に向けて、多極ネットワーク型コンパクトシティの理念に基づき、小諸駅を核として都市機能の集約し、中心拠点に生まれる新たな魅力を発信し、市民や観光客の回遊を促進していくことを目指している。カクイチは2021年5月に小諸市とまちづくり包括連携に関する協定を締結。その協定に基づき、昨年5月から11月において、駅前の回遊性向上を目的とし、EV三輪カート「egg」、EVバス「こもこむ」、MaaSサイトの提供を行った。

今年度はカクイチ、小諸市、独立行政法人都市再生機構(以下、UR都市機構)等、6団体が2022年2月に締結された社会実験に関する協定に基づいて、社会実験「縁JOY!小諸」を実施する。「縁JOY!小諸」の中で、カクイチは、スマートカート「egg」、EVバス「こもこむ」とともに、MaaS「信州こもろ・こま〜す」を提供する。




小諸市での滞留と回遊の促進を目的とした社会実験「縁JOY!小諸」

小諸市はさまざまな視点での情報発信や静かでクリーンな次世代型のコミュニティバスの試験運行など、観光と日々の暮らし両面からサービスの向上を行なっている。社会実験「縁JOY!小諸」ではDX(デジタルトランスフォーメーション)とMaaS(複数の異なる交通を一連のサービスとして提供する仕組み)の組み合わせにより、小諸のまちなかでの滞留と回遊の促進を目的とした官民共創による社会実験を実施する。

小諸駅を中心とした小諸市中心拠点の求心力を向上するため、情報通信技術を導入し、しなの鉄道等の公共交通や店舗等の情報認知の拡大により、まちなかにおける市民や観光客の回遊が促進されることを目的としている。


「縁JOY!小諸」の特徴

社会実験「縁JOY!小諸」は4月16日(土)〜11月26日(土)の毎週土曜日に実施するほか、4月29日、5月3日、5月4日にも実施する。

DXによる情報発信!
MaaS「信州こもろ・こま〜す」とWEBサイト「縁JOY!小諸」との相互連携により、小諸の情報を”発見”できる。 また、小諸駅と懐古園、こもテラス(ツルヤ小諸店)に、データ連携した大型タッチパネル「こもろタッチ」を設置し、シーンに応じた情報提供を行う。

MaaSによる新交通!
既存の公共交通に加えて、街中や温泉など、魅力的なスポットを巡ることのできるスマートカート「egg」とEVバス「こもこむ」を運行する。これらのモビリティおよび、しなの鉄道の乗降にMaaS「信州こもろ・こま~す」を使用できる。スマートカート「egg」とEVバス「こもこむ」の運行は10時から17時まで。4月16日から5月7日まで、利用促進キャンペーンとして、EVバス「こもこむ」の利用料を無料とする。

スマートカート「egg」の特徴
リチウムイオンバッテリー:低騒音、走行時のCO2排出がゼロ
走行距離100km:満充電で100kmの走行
最高速20km/時:ゆったりと街並みを眺められる速度
普通自動車免許:普通自動車免許で乗車可能

MaaS「信州こもろ・こま〜す」
・地図でスポット情報の提供(ポータルサイト「縁JOY!小諸」へ連携)

・徒歩での経路検索、電車・バス・カートの複合経路を検索できる。

・地図上でバス・カートの現在地を確認できるほか、カートの乗車人数を確認可能。

・しなの鉄道(軽井沢〜上田間)、EVバス「こもこむ」で使用できる電子チケットを販売。

・各スポットにあるQRコードで実施できるスタンプラリー機能を搭載。スタンプが5個貯まったら市立小諸図書館に設置された景品のあたるガチャガチャが1回利用できる。





官民共創による社会実験!
社会実験「縁JOY!小諸」は、魅力的なスポットをDXで繋ぐことで、まちなかでの滞留と回遊の促進を目的とした社会実験。その実施には官民共創のプロジェクト「こもろまちタネプロジェクト」(カクイチ、小諸市、小諸商工会議所、こもろ観光局、しなの鉄道、JRバス関東、まちづくり小諸、ほか)で構想し、UR都市機構の支援で実現した。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム