Radiotalk Webブラウザ版から手軽に配信できる仕組みを公開 12分以内の音声作品をポッドキャストサービスへ配信

Radiotalk株式会社は誰でも今すぐポッドキャスト配信を始められるサービス「Radiotalk」にて、Webブラウザ版から12分以内の音声を配信できる機能を公開したことを発表した。今回のアップデートにより対応する配信環境が拡大し、たった1分あれば誰でも、今すぐ世界中のポッドキャスト・ストリーミングサービス(Apple Podcasts、Spotify、Amazon Music、Google Podcastなど)に簡単に音声を配信することが可能になる。


Webブラウザからのアップロード方法

アプリ「Radiotalk」で番組を開設後、Webブラウザからアプリと同じアカウントでログインすることで、Webブラウザからのアップロードが可能になる。




Podcastへの配信方法

アプリ「Radiotalk」の[マイページ > 設定 > Podcast公開設定]で、「Spotify自動連携」をONにする。これだけでSpotifyへの配信が可能となるほか、オープンなポッドキャストRSSを配信するGoogle Podcastでも配信されるようになる。

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Podcastへの配信方法



音声配信サービス「Radiotalk」

「Radiotalk」は誰でも今すぐ始められる無料の音声配信サービス。ライブ配信、収録配信(アーカイブ配信)のどちらも配信者に収益が還元され、話すことを通じて生計を立てられる配信者が登場している。これまでの「Radiotalk」は主にアプリサービスとして提供する一方で配信者が新規リスナーを獲得できるよう、 ポッドキャスト配信サービスに配信しやすい環境を整えてきた。

今後も「Radiotalk」では、配信者自身が生み出す企画の独自性や高いクリエイティビティ、インタラクティブなコミュニケーションを通じた配信者とリスナーの熱狂度をさらに高めるサポート体制を構築していく。


急成長する音声配信市場

ポッドキャストとは、インターネットを通じて音声配信を聴く仕組みを指す。Appleから販売中のiPhoneではアプリ”Apple Podcasts”がプリインストールされているほか、Spotify、Apple、Google、Amazon、Spotify、Twitter、Metaの世界のテック企業各社が以下の通り積極投資を続けており、成長が期待されている。国内でも月1回以上ポッドキャストを聴くリスナーの人口は1,100万人(オトナル・朝日新聞社調べ)を超えると推定されるほど、リスナーのシェアは広がっている。

・Spotify
GIMLET,PARCAST,Anchor,Megaphone,RINGER,podzなど幅広く買収

・Amazon
Amazon Musicでのポッドキャスト配信を開始、WONDERYやART19などを買収

・Apple
収益化の機能およびApple Podcasters Programを開始、Scout fmを買収

・Google
ポッドキャストのGoogle検索対応、60db社を買収、GooglePlay Musicから転送可能に

・Twitter
ライブ音声ルーム”Spaces”を開始、BREAKERを買収

・Meta
”Live Audio Rooms”を発表、フィードでのポッドキャスト配信を可能に



Radiotalk株式会社 代表取締役 井上佳央里氏からのコメント
2021年から話題が広がっている一大トレンドに「メタバース」があります。これは世の中の方向性として「インターネット上の体験が主、リアルが従となる流れ」を示していると広義に捉えると、ポッドキャストをはじめとした音声での聴く・話す活動は、メタバースに向かって大いにリアリティのある通過点だと考えています。ゴーグルこそ不要であるものの、新しいアカウントを作り、耳と口を使って毎日長い時間インターネットでコミュニケーションしたりエンタメを楽しんだり情報収集したりする音声体験は、ひとたび習慣化すると当たり前になり、メタバース的な何かが日常を侵食しはじめていることを実感しています。

こうした背景があり、音声配信市場の成長は前項の通り期待されています。その中で「収益を生み出す配信者が生まれること」は、新しい産業が育つことに繋がります。2022年4月現在、すでにRadiotalkで収益化が可能な音声番組の数が累計6,000件を超え、中には音声配信で生計を成り立たせている人も現れています。これは、お金を出すほどリスナーを夢中にさせる、もしくは、企業案件が成立するほどのリスナーを抱える、優れたクリエイターが生まれつつある証だと確信しています。

このような、市場で輝く音声配信をさらに生み出すためには、大前提としてコンテンツ量、配信者数自体を増やすこと自体が重要だと考えています。Radiotalkの配信方法は2種類あり、「ライブ配信」「収録配信」が選択可能です。ライブ配信は「配信者とリスナーとの『共通言語』を増やし、熱量を上げる」、つまりコミュニティ構築に長けています。一方で収録配信は、ストック性・配信ハードルの低さ・ポッドキャスト連携によるリーチの広さ(Apple,Googleなど各大手プラットフォームへの連携)の3点で「音声コンテンツの『数』を増やしリスナーの裾野を広げる」ことに長けています。

今回、Webブラウザ版における収録のアップロード配信を可能にしたことで、「時間や手間のハードルを下げること」そして「環境を選ばず誰もが手軽にできること」に繋がります。インターネット利用者の環境において、スマートフォンの利用者は97%ともちろん最優先されますが、そのうちの46%はPCと併用しているとみられています。PC環境への対応を行ったことで、たとえば在宅勤務中の隙間時間の配信も行いやすくなります。

今後も音声配信の民主化を進めながら、職業「ラジオトーカー」となる音声配信一本で生計を成り立たせる配信者を生み出してまいります。


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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