ソフトバンクロボティクスはPepperの介護向けモデルを対象とした会話アプリをリリースしたと発表した。生成AIの一つであるChatGPTを搭載し、自然な会話体験を提供する。
ChatGPTと連携することで一人ひとりに合わせた会話体験を提供
ソフトバンクロボティクスはこれまで、人手不足や業務効率化などの課題に直面するさまざまな業界において、ロボットやAIを活用したソリューションの普及に取り組んできており、人手不足が深刻な介護業界において、ソフトバンクロボティクスは、施設利用者の生活の質を高める包括的なソリューションの開発に注力している。
人とのつながりを生み出す役割を果たしてきたPepperが今回、ChatGPTと連携することで、一人ひとりに合わせた会話体験が提供され、利用者はより自然な会話ができるようになり、施設職員は業務に専念できるようになるとしている。
新たにリリースされた会話アプリは、介護施設向けに独自開発した、ゲーム、歌、体操など豊富な種類のレクリエーションを提供「まいにちロボレク」、顔認証によって個人に特化したリハビリを提供する「まいにちロボリハ」という「Pepper for Care」の既存のソリューションに新たに加わるもので、従来のコミュニケーション・ソリューションの枠を超え、利用者一人ひとりに最適な会話体験を提供する。
東北大学加齢医学研究所 教授 瀧靖之氏は以下のように述べている。
東北大学加齢医学研究所 教授 瀧靖之氏
近年、多くの研究からコミュニケーションは脳の健康維持、将来の認知症リスクを低下させる上で有用であることが明らかになっています。人型ロボットを介した言語コミュニケーションやレクリエーションは、高齢者の脳の健康維持、体機能の維持、孤独感の解消など、多くの効果が得られる可能性が考えられます。
尚、ソフトバンクロボティクスは、2024年3月12日~14日に東京ビッグサイトで開催される「東京ケアウィーク’24」に「Pepper for Care」に出展。ブース内では、会話アプリを含む介護向けソリューションを体験することができる。
「東京ケアウィーク’24」出展情報
日時 | 2024年3月12日〜14日 午前9時30分〜午後5時 |
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会場 | 東京ビッグサイト 南展示棟 (〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11−1) |
主催 | ブティックス株式会社 |
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