能登半島地震復興に向けて「球体ドローン」による橋梁点検を輪島市内で実施 点検員の安全確保と橋梁の危険性を迅速点検 ブルーイノベーション

ブルーイノベーションは、ドローンの業界団体である日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の指揮の元、石川県輪島市からの要請を受け、球体ドローン「ELIOS 3」による輪島市内の橋梁点検および、山間部での橋梁点検を実施した。

今回の取り組みは、地震に伴う道路や橋梁の地盤隆起で生じた段差や亀裂など、目視確認が難しい箇所をドローンで撮影・確認することで、点検員の安全を確保しつつ、橋梁使用の危険性確認および復旧・修繕計画立案に必要なデータの早期収集を目的としている。




活動内容

1:輪島市街地の5箇所での橋梁点検

球体ドローン『ELIOS 3』 高性能LiDAR 「測量ペイロード」で撮影した点群データ
実施日 2024年1月31日
場所 石川県輪島市街地の橋梁5箇所
内容 輪島市街地の5箇所の橋梁において、球体ドローン「ELIOS 3」を使用して橋梁細部の状況を撮影。

高精度な点群データを活用することにより、災害復旧のための修繕計画において、3Dモデルによる修繕コストの早期算出や、構造の安全性を向上することが可能になる。

2:輪島市 上和田橋(まがき線)の橋梁点検


実施日 2024年2月20日
場所 石川県輪島市門前町上和田橋
内容 橋の安全性を確認するため、球体ドローン「ELIOS 3」を使用して、目視では確認できない箇所を撮影し、橋梁の桁下の部分や橋脚部分にひび割れがないかなどを確認。


使用機材:「ELIOS 3」 


・桁下や箱桁などGPSの効かない環境でも安定して飛行可能
・球体ガードと衝突耐性があるため、狭隘部に入り込んでの撮影が可能
・上下180°チルト可能なカメラにより、床版の天面等の撮影が可能
・LEDライトにより暗所での撮影が可能
・LiDARによるリアルタイム3Dマッピングと専用のソフトウェアにより不具合箇所の位置特定が可能

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ロボスタ編集部

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