【調査】MJSが会計事務所・企業などの「生成AI」実態調査を実施 会計事務所の93%、事業主の97%が生成AIを認知、使ったことがある%は・・

ミロク情報サービス(MJS)は、全国の会計事務所および企業・事業主など842名を対象に、「生成AI」への関心や利用意向の実情や考え方などを調査し、その結果を「会計事務所白書2024」として税理士・公認会計士事務所探しをサポートする検索サイト「会計事務所検索エンジン」に公開した。


調査結果と概要

近年、「生成AI」の普及が急速に進み、多くの場面で見聞きされるようになった。

会計事務所や企業のバックオフィスにおいても「生成AI」の活用で、業務の効率化が進むことが期待されており、今後、日常的に利用されるツールとなっていくことが考えられる。また、「生成AI」を活用した効率化を推進するためには、「生成AI」の動向や利活用の事例などの新たな情報を得ていくことも重要である。そこで、「会計事務所白書2024」では、会計関連のサービスを提供する側である会計事務所と、会計関連のサービスを用いて会計処理を行う側である企業・事業主それぞれにおいて「生成AI」に対するイメージや導入、活用の状況などを明らかにする「生成AIに関する実態調査」を実施した。

調査概要
調査名 会計事務所白書2024 「生成AI」に関する実態調査
(会計事務所編/企業・事業主編)
調査主 株式会社ミロク情報サービス
調査対象 合計842名
―会計事務所(職員含む) 206名
―企業のバックオフィスまたはIT担当者、事業主 636名
調査期間 2024年3月8日~2024年3月18日
調査エリア 全国
調査方法 インターネット調査


調査結果(要旨)

・会計事務所の93%、企業・事業主の97%がChatGPTを含む「生成AI」を認識
・「生成AI」を使ったことが「ある」会計事務所は37%、企業・事業主は「生成AI」を使ったことが「ある」と「ない」が約半数に分かれる
・会計事務所、企業・事業主ともに、「生成AI」に興味があるがどのようにしたら使えるのかわからない、とする回答が約半数
・「生成AI」の使用経験のない、会計事務所では情報処理効率化への期待が高い傾向があり、企業・事業主では事務作業の負担軽減が求められている
・「生成AI」の整備や導入に関して困った時には、会計事務所、企業・事業主ともに自分で調べるケースが60%以上で最多


調査詳細(一部)

「生成AI」という言葉の認識
・会計事務所では、「はい」が93%、「いいえ」が7%
・企業・事業主では、「はい」が97%、「いいえ」が3%
➡会計事務所、企業・事業主ともにChatGPTなどのツールが広く認識されており、AI技術への関心は高い

Q:ChatGPTをはじめとした「生成AI」という言葉を知っていますか?
<会計事務所編>

<企業・事業主編>


「生成AI」の利用状況
・会計事務所では、「ある」が37%、「ない」が63%
・企業・事業主では、使ったことが「ある」と「ない」が約半数ずつ
➡既に「生成AI」活用している会計事務所、企業・事業主が一定数存在する一方、企業・事業主に比べ、会計事務所のほうが使用に様子を見ている割合は高い

Q :「生成AI」を使ったことはありますか?
<会計事務所編>

<企業・事業主編>


(「生成AI」活用者について)「生成AI」の用途
・会計事務所では、「文書の生成(作成)を頼む」が61%、「調査、検索を頼む」が43%、「アイデアを聞く」が42%、その他「プログラムコードの作成・生成、デバッグ」「画像生成、画像処理」などに利用
・企業・事業主では、「文書の生成(作成)を頼む」が63%、「調査、検索を頼む」が57%、「アイデアを聞く」が42%、その他「Excelの式作成のアシスト」「文章の校正」などに利用
➡会計事務所、企業・事業主ともに文書の生成(作成)を目的とした利用が最多

Q:(「生成AI」を使ったことが「ある」と答えられた方について)
どのような「生成AI」を使われましたか? ※複数選択可
<会計事務所編>

<企業・事業主編>

(「生成AI」未活用者について)今後の「生成AI」活用の意向
・会計事務所では、「今後使ってみたいと思う」が32%、「興味があるがどのようにしたら使えるかがわからない」が50%
・企業・事業主では、「今後使ってみたいと思う」が31%、「興味があるがどのようにしたら使えるかがわからない」が50%
➡会計事務所、企業・事業主ともに多くが利用に前向きであるものの、どのようにしたら使えるのかがわからない割合が高い状況

Q:(「生成AI」を使ったことが「ない」と答えられた方について)
 今後「生成AI」を使ってみたいと思いますか?
<会計事務所編>

<企業・事業主編>


「生成AI」の使用目的
・会計事務所では、「税制や補助金など各種事例や制度の情報収集」が49%、「税務相談に応えるための調査やアドバイス文書の生成」が48%、その他「業務改善案などの打ち出し」など
・企業・事業主では、「業務に関する情報収集」「報告文書の作成の補助」が62%、その他「プログラミングの補助」「経営分析」など
➡会計事務所では情報処理効率化への期待が高い傾向があり、企業・事業主では事務作業の負担軽減が求められている

Q:「生成AI」を使用するとしたらどのようなことに使ってみたいですか? ※複数選択可
<会計事務所編>

<企業・事業主編>


「生成AI」の整備や導入に関しての相談先
・会計事務所では、「自分で調べる」が64%、「ソフトウェアやハードウェアのベンダー」が27%、その他意見として「税理士仲間」など
・企業・事業主では、「自分で調べる」が65%、「社内のIT担当者」が33%、「ソフトウェアやハードウェアのベンダー」が19%、その他意見として「有識者や既に利用している知人」「相談するところが無い」など
➡会計事務所、企業・事業主ともに「自分で調べる」が60%以上と最多

Q:「生成AI」の整備や導入に関して困ったときどこ(誰)に相談することが多いですか? ※複数回答可
<会計事務所編>

<企業・事業主編>


調査結果から

本調査の実施結果から、会計事務所、企業・事業主ともに「生成AI」への関心は高く利用に前向きであるものの、実際に「生成AI」を活用している会計事務所は37%、企業・事業主は約半数にとどまる結果となった。

 「生成AI」に興味はあるがどのようにしたら使えるのかがわからないという回答の割合が高く、また「生成AI」の整備や導入に関して、大多数が「自分で調べる」を選択していることから、導入をスムーズに進め、運用面の課題を解決していくためには、導入に向けた具体的な対策や技術的な支援、課題解決策の提示など、状況に合わせたサポートを得ることが「生成AI」活用にあたって重要であることが考えられる。

MJSでは、お客さまが生成AIをはじめとする技術革新や新しい可能性への挑戦を経て、その効果を最大限に引き出せるように、専門的なサポート体制を整えるとしている。

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ロボスタ編集部

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