佐川急便、開発中の『AI搭載荷積みロボット導入』実証実験の様子を公開、働き手不足の解消へ 特設サイトに第2弾コンテンツ掲載

SGホールディングスグループの佐川急便は、2024年4月1日から公開している特設サイト『“物流を止めない 持続可能な物流を”NEVER STOPS LOGISTICS』に第2弾となるコンテンツを掲載した。

特設サイト『“物流を止めない 持続可能な物流を”NEVER STOPS LOGISTICS』では、社会課題のひとつとされる「物流2024年問題」だけでなく、さらなる未来を見据え、持続可能な物流の実現に向けた佐川急便の取り組みを紹介しており、コンテンツは適宜更新する予定。

第2弾コンテンツの概要

1:「独自サービス“スマートクラブ”による再配達削減」

スマートクラブの画面(イメージ)

2020年2月からサービス提供している「スマートクラブ(略称:スマクラ)」について紹介。会員数は2024年3月末時点で1,700万人を突破し、前年比136%と大幅に増加中である。

2:「長距離ドライバーの長時間労働の改善につながる『スワップボディ車」の活用」

スワップボディ車

「スワップボディ車」の仕組みとその活用による長距離ドライバーの長時間労働の改善について紹介。例えば、東京~大阪間の長距離輸送では一泊二日かかっていたものが、日帰りで運行できるようになる。

3:「働き手不足を解消する『AI搭載荷積みロボット導入」』への挑戦」

AI搭載荷積みロボット(開発中)

今後の輸送力不足に対応する取り組みの一環として、佐川急便、米国のユニコーン企業でAIロボティクスソフトウェアの開発等を行うDexterity、SGホールディングス、住友商事は「AI搭載の荷積みロボット」を開発している。2023年末より実証実験を行う共同プロジェクトを開始し、佐川急便が求める輸送品質と人手作業の代替が可能かを確認すべく実証実験を行っている。

『“物流を止めない 持続可能な物流を” NEVER STOPS LOGISTICS』概要

「物流2024年問題」とは、働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、トラックドライバーの年間時間外労働時間の上限が規制されることで起こる諸問題のこと。こうした影響を受けて、従来どおりに荷物が届かなくなるのではと懸念されており、物流業界全体が「経済を回す血液」として、その本来の役割を果たせなくなりかねない。

佐川急便では、持続可能な物流の実現に向けてさまざまな課題と向き合っており、特設サイト『“物流を止めない 持続可能な物流を”NEVER STOPS LOGISTICS』ではではその取り組みを継続して発信している。

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ロボスタ編集部

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