トヨタが開発「小学生向けプログラミング学習」全国400カ所の児童クラブや子ども教室で導入 モビリティに見立てたロボットトイも

トヨタ・コニック・プロと、シダックス大新東ヒューマンサービスは、2024年8月より、シダックス大新東ヒューマンサービスが全国11の自治体から受託運営している放課後児童クラブ・放課後子ども教室の約400カ所で、トヨタ自動車が開発した「小学生向けプログラミング学習コンテンツ」を導入すると発表した。


トヨタ・コニック・プロとシダックス大新東ヒューマンサービスの取り組みは2023年度に引き続き2回目となり、昨年度は260カ所で実施した。

2024年度は、トヨタ自動車が新たに開発した「トヨタ キッズ モビリティプログラム」を導入。この教材は直感的にプログラミング的思考が体験できるもので、子どもたちが試行錯誤しながら未来のより良い社会の実現について考えることを目指すもの。また、2023年度に好評だった「未来モビリティプログラミング教室」も引き続き実施する。


子どもたちが楽しみながら学び、成長する機会と体験の場

この取り組みは、トヨタグループの一員として、”一人ひとりの幸せ”のため、モビリティ領域から拡がる持続可能な未来づくりを目指すトヨタ・コニック・プロと、地域・家庭が連携。子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりと、楽しみ、学びながら生活できる施設の運営を行うシダックス大新東ヒューマンサービスが、持続可能な社会作りのための「子どもたちの未来への学び」として始めた。


今後も両社は連携して、子どもたちが楽しみながら学び、成長する機会と、体験の場を提供していくとしている。


実施プログラム概要

1:トヨタ キッズ モビリティプログラム (2024年度より新規実施)

トヨタ自動車が新たに開発した学習コンテンツで、クルマの活躍シーンとプログラミング体験を関連づけたミッションに挑戦する内容となっている。

モビリティに見立てたロボットトイを使うことでプログラミング的思考を体験すると共に、電動車やMaaSなど最新のモビリティについても学び、よりよい社会の実現に向けた意識を育むことを目指している。


学習テーマ1 モビリティについて
4つのトヨタ自動車オリジナルミッションを通じて、最新のモビリティについて学ぶ。


■トヨタ自動車オリジナルミッション












学習テーマ2 ロボットトイを使ったプログラミング体験

小学校やプログラミング教室でも使用されているソニー・インタラクティブエンタテインメントのロボットトイ「toio」と2024年5月に新発売されたカード教材「トイオ・プレイグラウンド」を活用し、カードの指示通りにtoio コア キューブが動くことで、プログラミング的な思考を直感的に学ぶことができる。

プログラミング体験を通じ、小学校でのプログラミング教育の先取学習や、学びのサポートにもつながるとしている。




2:「未来モビリティプログラミング教室」 (2023年度に引き続き継続実施)

トヨタ自動車の出張授業向けに行ってきたこのコンテンツで、プログラミング体験やクイズ・映像を通じて、渋滞や事故などの社会課題やその解決方法の一つであるモビリティについて学習する内容。

2023年度より、子どもたちの学びの機会を創出することを目的に、SDHが受託運営する学童保育等で実施する取り組みを開始。2023年度は約2,000名の児童が体験し、アンケートでは83%の児童が「楽しかった」と回答。74%の児童が「困っている人のために何かしたい」と感じたと回答した。

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ロボスタ編集部

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