WRCラリージャパン 勝田選手がポイントリーダーのヌービル選手と一騎打ち!勝ったのはどっち? 豊田スタジアムSS1の結果

世界ラリー選手権 WRC「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」の最初の競技(SS)は、豊田スタジアムに特設されたコースでのスーパー・スペシャル・ステージ(SSS)。初日の木曜日の夜にSS1が行われた。




スーパー・スペシャル・ステージ(SSS)の特徴

通常の山岳区間では、競技者車は1台ずつ走ってタイムを競うが、豊田スタジアムSSSでは、2台の競技車が同時にスタートし、観客はスタンドに座って見応えのあるシーンが見られる。




今年のコースはジャンプ台が昨年より緩やかになり、ドーナツターンも設定された。

■駆け上がるラリーカー



■ドーナツターンでドリフト


勝田選手はポイントリーダーのヌービル選手と一騎打ち

今シーズン、ラリージャパン開催前の時点でポイントリーダーのティエリー・ヌービル(ヒョンデ)選手と、トヨタGRの勝田貴元選手の一騎打ちが実現した!

トヨタGRチームの勝田貴元選手。今シーズンはいろいろなラリーで区間トップタイムをマークしてきた

ラリージャパンの開催前の時点でポイントリーダーのティエリー・ヌービル選手(ヒョンデ)

両雄が紹介されると会場は大いに盛り上がる

スタート位置につく勝田選手(上)とヌービル選手

豪快なスタート、最初のコーナー

坂を駆け上がるヌービル選手

その間に勝田選手はドーナツターンをクリア

一周目は接戦で戻ってきたふたり


今度は勝田選手がジャンプを駆け上がる

ヌービル選手はクレバーに抑えながらもドリフトを決める

勝田選手がリードしたまま

ゴールを走り抜けた

結果は勝田貴元選手が鬼神の走りを見せて1分45秒2でゴール、1分46秒6だったヌービル選手を抑えた。勝田選手は全体で3位、初日は好発進を果たした。

■豊田スタジアム特設コースでのSSS(SS1)の上位の結果
1.エイドリアン・フルモー組(フォード)1:44.4
2.オイット・タナック組(ヒョンデ)1:44.9
3.勝田貴元組(トヨタGR)1:45.2
4.エルビン・エバンス組(トヨタGR)1:45.3
5.セバスチャン・オジエ(トヨタGR)1:46.6
6.ティエリー・ヌービル組(ヒョンデ)1:46.6
7.グレゴワール・ミュンスター組(フォード)1:47.2
8.アンドレアス・ミケルセン組(ヒョンデ)1;48.1
9.ニコライ・グリアジン組(シトロエン)1:48.9
10.サミ・パヤリ組(トヨタGR)1:50.9

なお、金曜はラリー2日目。最初のSSから大波乱が起きている。

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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