ニュースチャットボットデジタルヒューマンバーチャルヒューマン生成AI VR/AR/MR 人工知能デジタルヒューマン株式会社日鉄ソリューションズ

日鉄ソリューションズ社長の玉置和彦氏をデジタルヒューマン化　国内外におけるイベントでの登壇や社員との対話応答などに活用予定

2024年11月26日 By ロボスタ編集部

デジタルヒューマンは日鉄ソリューションズと共同で日鉄ソリューションズ代表取締役社長の玉置和彦氏をモデルとしたデジタルヒューマン「デジタル玉置社長」を開発した。「デジタル玉置社長」開発により得たデジタルヒューマン技術と対話型AI・生成AIを組み合わせた開発知見を基に、デジタルヒューマンの社会実装および一層のデジタルサービス提供を進めていくとしている。

開発に至った経緯

デジタルヒューマン技術は、人間の姿や動作、感情表現を含む表情を精巧に再現したキャラクターに、AI等を駆使したインタラクティブなコミュニケーションを実現させる技術領域である。近年、海外のみならず国内での実用が進んでおり、今後更なる技術の進展とともに、新たな顧客体験の提供や、労働人口減少などの社会課題を解決する技術として、注目が集まっている。

こうした背景を踏まえ、デジタルヒューマンは2024年8月26日に日鉄ソリューションズと販売代理店契約を締結。今回、「デジタル玉置社長」の開発により、日鉄ソリューションズとの協業深化およびデジタルヒューマン技術と対話型AI・生成AI技術を組み合わせる知見をより一層深めることができたとしている。

スキャン風景

日鉄ソリューションズ代表取締役社長玉置和彦氏をモデルとしたデジタルヒューマン「デジタル玉置社長」

「デジタル玉置社長」が備える特徴

イベント登壇での活用シーン

1：本人（オリジナル）の3Dスキャンデーターと音声を基に、見た目と声を再現（音声は多言語に対応）

2：クライアント側でのGPU処理が不要で、Webサイトなどのオンライン上で動作が可能

3：対話に合わせて豊かに表情やアクションを行うことが可能

4：対話AIと連携し、ユーザーからの発話と学習データに基づくリアルタイムの対話が可能

スマートフォンを用いた双方向対話

上記の特徴を活用し、「デジタル玉置社長」は、多言語対応による、国内外におけるイベントでの登壇や、本人の経験・思考を基にした学習データに基づく社員との対話応答などに活用される予定である。

日鉄ソリューションズ代表取締役社長玉置和彦氏　コメント

当社は、企業のDX推進、社会の課題解決を推進するドライバーの1つとしてデジタルヒューマン技術を捉えております。今回の開発を通じて、デジタルヒューマンの実用化・社会実装に向け、デジタルヒューマン技術のほか、周辺領域である音声合成や生成AI等に関する知見を深めることができました。「デジタル玉置社長」は当社が今年度発表した「NSSOL 2030ビジョン」実現に向け、自らを変革し、先端のテクノロジーを操り、新たな挑戦を進める姿を象徴する存在として今後もイベントや社内コミュニケーション等に活用していければと考えています。

デジタルヒューマンと周辺技術の位置づけイメージ

デジタルヒューマンは今後も「人とデジタルヒューマンが共存する世界」を目指し、日鉄ソリューションズは社会課題解決を担う「Social Value Producer with Digital」を掲げ、周辺技術を含めたデジタルサービスを幅広く提供し、パートナーおよび顧客と共に社会へ貢献していくとしている。