大丸・松坂屋アバター販売公式で2025年の新春を彩る3D着物を販売　宮川徳三郎氏が衣装柄の組み合わせを監修

大丸松坂屋百貨店は、BOOTH「大丸・ 松坂屋アバター販売公式」にて、オリジナル3Dアバターの新作衣装を販売する。今回の新作衣装は2025年の新春を彩る3D着物となっている。第1弾は2024年12月26日12時から、第2弾は2025年1月1日0時から販売が開始される。

豪華な着物を着てメタバースの新春をお祝い

販売される衣装は、J.フロント リテイリング史料館に所蔵されている松坂屋コレクションの衣裳を元に、メタバース空間のファッション文化に合わせてアレンジして制作。

第1弾のはれのひStyleといなせStyleはメタバース空間の新春を彩るよう、松坂屋コレクションの衣裳を2種類ずつ衣と帯にアレンジしている。第2弾のSweet Lolita StyleとHyper Ninja Styleは、それぞれ「ロリータ」と「忍者」をコンセプトに、現代風にリメイクして制作されている。

メタバース空間において、個性やアイデンティティを表現するアバターのファッション文化は大きく広がりを見せている。

大丸・松坂屋アバター販売公式では、リゾートスタイルを皮切りに、さまざまなシーンで楽しめる新作衣装を順次発売していおり、2024年9月にはVRChat内の大丸松坂屋百貨店オリジナルワールドにてファッションショーも開催した。

今後もメタバースの生活者の暮らしを彩る『アバター×ファッション』を提案するとしている。

松坂屋コレクションとは

「松坂屋コレクション」は、昭和6（1931）年～昭和14（1939）年までの9年間、高級呉服のデザインの参考にするため、全国から数多く収集した江戸時代以前の染織工芸品（時代衣裳を中心に、染織裂、雛形本、能面など）のコレクションの総称。

これらの収集品は戦中・戦後を通して一般公開されることなく、松坂屋京都仕入店で保管されていましたが、平成22（2010）年に京都仕入店の閉鎖に伴い、松坂屋創業の地である名古屋に移管されることになり、平成23（2011）年に一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館と名古屋市博物館、徳川美術館に収蔵される際に松坂屋コレクションと呼ばれることとなった。

J.フロント リテイリング史料館が所蔵する、国の重要文化財指定の衣裳5点を含む松坂屋コレクションの総点数は約1500点で、時代衣裳は、江戸時代以前の小袖、帷子、紅型、能装束など約800点を数え、全国有数といわれている。（今回アレンジした衣裳には重要文化財指定の衣裳は含まれていない）

監修に宮川徳三郎商店 四代目店主 宮川徳三郎氏を迎え制作

本制作にあたり、京都の伝統文化をアップデートするコーディネーターとして活躍されている宮川徳三郎商店 四代目店主 宮川徳三郎氏が着付けやデザイン、衣裳柄の組み合わせを監修した。

宮川徳三郎商店 四代目店主 宮川徳三郎氏からのコメント

宮川徳三郎商店について

宮川徳三郎商店は明治36年、初代店主宮川徳三郎氏により京都室町にて呉服商として創業。

悉皆業、小売と時代と共に業務形態を変化させ、現在では昭和初期のアンティーク着物を中心に祝い着レンタル・撮影サポート、これまでの経験を活かし伝統工芸に携わる職人サポートをしている。着物を通して、日本の古き良き文化や習慣、そして家族の繋がりを大切にする気持ちを伝えていきたいと思っている。

一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館からのコメント

一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館について

大丸松坂屋百貨店が収集した史料等の文化的資産を未来へ継承し学術文化の振興に寄与することを目的に、わが国の文化遺産である松坂屋コレクションの衣裳の所蔵および、慶長16（1611）年の創業以来400年以上の歴史を持つ大丸松坂屋百貨店の創業・歴史に関する貴重な史料の維持管理及び公開・貸出・ 展示運営などの事業を行っている。

制作クリエイターご紹介

大丸・松坂屋オリジナルワールドで試着可能

新作衣装発売を記念し、VRChat内の大丸松坂屋百貨店オリジナルワールド「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」にて、はれのひStyle、いなせStyle、Sweet Lolita Style、Hyper Ninja Styleを期間限定で試着が可能となっている。

この記事を読んだ人におすすめ

• 産総研がアバターのISO国際標準化を目指す　国内検討委員会の委員にVTuber/作家のバーチャル美少女ねむ氏などが就任
• サントリー公式VTuber燦鳥ノムと「アバターパブリックスナック」がコラボカフェを営業　燦鳥ノムが来店するSPお茶会イベントも
• いろいろなキャラクターがAIアバター化して動き出す？AIキャラクター開発のGateboxとAI音声生成のCoeFontが業務提携
• 『バーチャルマーケット2024 Summer』出展企業第2弾を発表　ダイキンや高島屋、ヤマハ発など　VRアーティストせきぐちあいみとコラボも
• メタバース空間でご供養「メタバース霊園 風の霊」ティザーサイト公開　社会的な背景と課題に対応　HIKKYとアルファクラブ武蔵野
• CICが仮想の展示空間「バーチャルショールーム」を提供　360°VRやアバターなど活用　水族館の事例紹介
• NVIDIAのCEOとメタ(Facebook)のCEOが「生成AIと次のコンピューティング基盤」をテーマに対談　日本語字幕付き
• 通算13回目『バーチャルマーケット2024 Winter』開催決定　キヤノンやサントリーなど出展企業第1弾を発表
• 『葬送のフリーレン』の世界に触れるオンライン空間がオープン　魔法使いになってフリーレンの世界観が楽しめる
• ガンダムシリーズ45周年記念「GUNDAM NEXT FUTURE-FINAL-」イベントを東京・大阪で開催　初音ミクや fragmentともコラボ