自動フォークリフト「AutoFork」が東京ロジファクトリーで本格稼働 自動フォークリフトとエレベータ連携で物流自動化を促進

ハクオウロボティクスは、2024年12月より東京ロジファクトリーの川越物流センターへ自動フォークリフト「AutoFork」を納入、2025年1月より本格稼働を開始した。さらに、物流業界でも初となる自動フォークリフトとエレベーターとの連携を実現し、実運用を行っている。

物流業務プロセスに大きな革新

今回の取組みは、2024年2月19日発表の「東京ロジファクトリー倉庫内でのパレット一括認識技術実証実験の成功」、2024年6月20日発表の「東京ロジファクトリー物流倉庫でのエレベーターとの自動連携搬送実証実験の成功」、2024年9月3日に発表した「東京ロジファクトリーにおける自動フォークリフトの導入計画」から続く大きな進展であり、物流業界における自動化を加速させ、物流業務プロセスに大きな革新をもたらすものとしている。


AutoForkのエレベーター連携による多層階搬送の実用化

AutoForkは、2025年2月よりエレベーターとの連携を実現し、多層階にわたる物流倉庫内での自動搬送が可能となった。

今回の実用化では、1階にいるフォークリフトオペレーターがエレベーター庫内に荷物パレットを搬入し、2階で待機するAutoForkがエレベーターを呼び出して、扉を開きエレベーター庫内から荷物パレットを自動で搬出し、エレベーターを1階に送り返す。このようなエレベーター連携機能により、作業効率の向上と人的負担の大幅な軽減が期待される。

自動フォークリフトAutoForkとエレベーター連携作業:東京ロジファクトリー 川越物流センター:2025年2月

現在、実運用開始後の最適化作業の検証を進めており、今後は通常運用フェーズへと移行する。


コメント

株式会社ハクオウロボティクス 代表取締役 鈴木智広 氏

流業界の課題を解決するために、AutoForkの開発・導入を進めてまいりました。今回の実運用開始は、自動フォークリフト技術が現場での通常業務で利用される重要なマイルストーンです。今後も現場のニーズに応じた改良を重ね、さらなる自動化を推進していきます。


東京ロジファクトリー株式会社 代表取締役社長 細川武紀 氏

物流現場の生産性向上には、新たな技術の導入が不可欠です。AutoForkのエレベーター連携は、今後の物流自動化の大きな一歩となると考えています。当社としても、より効率的で安全な物流オペレーションを実現するために、この取り組みを支援してまいります。


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ロボスタ編集部

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