Leopard Imagingは、「フィジカルAI」に対応したカメラモジュールを次々と発表している。同社はカメラの設計・製造における世界的リーダーであり、Fortune 500企業向けに最先端のAIベースのカメラを開発している。
「眼」の役割
同社が強調する「フィジカルAI」とは、デジタル空間だけで完結する従来のAIとは異なり、現実の物理世界を認識・理解し、自律的に行動するAIを指す。その実現には、人間でいう「眼」の性能が極めて重要となる。
同社の最新モジュールがフィジカルAI対応と称される背景には、3つの技術がある。
iToFやアクティブステレオカメラによる「深度センシング」で、物体の正確な3次元形状と距離をAIに伝える。
10Gbps GPU Direct Connect技術による「超低遅延」接続で、NVIDIA Thorなどのプロセッサのメモリに直接データを書き込み、通信タイムラグを極限まで排除する。
NVIDIA Isaac Simとのデジタルツイン連携で、仮想空間で学習したAIをそのまま実機ロボットへ展開できる。
最新モジュール「LI-ASTRO-VB1940-VCL-ST80-10GigE-120H」の3つの特長
最新カメラモジュール「LI-ASTRO-VB1940-VCL-ST80-10GigE-120H」は、NVIDIAの次世代AIプラットフォームであるJetsonシリーズのAGX Orin、AGX Thor向けに開発された製品だ。

グローバルシャッター方式のCMOSセンサ搭載:全ピクセルを同時に露光するため、高速移動するロボットやドローンでも画像の歪みが生じず、周囲の物体との距離を高精度に計算できる。
RGB-IRハイブリッド技術:1つのセンサーでカラー画像と赤外線画像を同時取得できる。昼間は鮮明なカラー画像で物体検知を行い、夜間・暗所では赤外線で深度測定が可能なため、24時間稼働する自律型倉庫ロボット(AMR)の「眼」として機能する。
NVIDIA Jetsonシリーズへの最適化:NVIDIA GMSL2デシリアライザを介してJetson AGX OrinやAGX Thorに直接接続する設計で、2つのレンズが完全同期することでステレオマッチングの精度が極めて高い。
これらの技術により、動く物体を暗闇でも歪みなく立体的に捉えることが可能となり、現実世界でのAIの自律行動を実現する。

日本国内ではAi Sensing社が取り扱い、製品選定から導入後の技術サポートまで一貫して対応する体制を構築している。
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