スタンダードAI、米アリゾナ州のサークルKにレジなしのチェックアウトシステム導入 プライバシー重視で生体認証もなし

小売業向けコンピュータビジョン・プラットフォームの世界的な先進企業であるStandard AI(以下、スタンダードAI、旧名称:Standard Cognition)は、世界で展開するコンビニエンスストアチェーン『サークルK』と協業し、米アリゾナ州テンピにあるサークルKの既存店舗を改装してAI(人工知能)を搭載した独自開発のフリクションレス(手間がかからない)チェックアウトシステムを導入したことを発表した。


スタンダードAIの独自のシステムについて

スタンダードAIの独自のシステムは店内の戦略的な場所に設置されたAI搭載カメラを使って買い物客が手に取った商品を正確に識別する。購入した商品はサークルKのモバイルアプリに自動的に記録するため、これまで必要だったレジで費やしていた時間の大幅短縮が可能。また、棚に設置するセンサーなどが不要なことから、導入時、サークルKでは店舗の営業休止やレイアウト変更の必要がなかった。さらに、在庫管理システムやビジュアルマーチャンダイジングなど、サークルKの既存の店舗運営と完全に統合することもできた。

ビジュアルマーチャンダイジング:消費者の視覚に訴えるよう演出した、商品を見やすく購入しやすい売り場づくり

サークルKの親会社で世界中で約1万4,500店舗のコンビニエンスストアを展開するAlimentation Couche-Tard(アリマンタシォン・クシュタール、以下クシュタール)は、スタンダードAIのシステム導入により、顧客サービスや店舗運営に、より多くの時間を割くことができるようになった。また、スタンダードAIプラットフォームでは、顔認証などの生体認証を使用しないように設計されているため、顧客のプライバシーが尊重・保護されているという安心感があると考えている。


画像はYouTubeからキャプチャ

サークルKは今後、次のステップとして、スタンダードAIの最先端テクノロジーを活用して顧客体験を向上させるため、アリゾナ州の他の数店の既存店舗でもフリクションレスな買い物体験を実現することを目指している。

【動画】スタンダードAIプラットフォームを活用した店舗の様子

スタンダードAIの共同創立者でCEOのジョーダン・フィッシャー(Jordan Fisher)氏は次のようにコメントしている。

「サークルKとパートナーシップを組むことで、アリゾナ州で初のレジ無しチェックアウト体験を提供する店舗をオープンでき、大変嬉しく思います。当社の使命は、今後何年にもわたり人々の買い物の方法を変えていくことであり、今回の導入は当社にとって画期的な瞬間です」

クシュタールのグローバル・デジタル・イノベーション部門の責任者であるマグナス・タグストローム(Magnus Tägtström)氏は、次のようにコメントしている。

「サークルKでは、イノベーションを活用して顧客体験を向上させることに力を入れていて、スタンダードAIのレジ無しチェックアウトシステムを導入することで、店舗のチームメンバーをサポートし、顧客により良い顧客体験が提供できることに期待しています」


Standard AI(スタンダードAI)について

スタンダードAIのプラットフォームは既存の店舗で利用可能な初のチェックアウト不要のソリューションで、顧客は列に並んだり、スキャンや支払いのために立ち止まったりすることなく、店内に入り、必要なものを手に取って、そのまま外に出ることができる。同社のマシンビジョンとAIを活用したソリューションは、小売の既存店舗に迅速かつ簡単に設置できる唯一のソリューションであり、リテールテックを大きく前進させ、小売店が顧客に驚くべき新しいショッピング体験を迅速に提供することを可能にしている。また、同社はアメリカをはじめとする世界の小売企業と提携して複数の実店舗を展開している。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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