閉校する小学校の夜空に「アリガトウ」の文字が浮かぶ ドコモ「光の思い出ドローンショー」に歓声が響く
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は今年度で閉校してしまう埼玉県の小川町立東小川小学校と共同し、同校の最後のイベントとして2022年3月25日(金)に「光の思い出ドローンショー」を開催したことを発表した。
「光の思い出ドローンショー」イベントレポート
東小川小学校小最後となる修了式後に「光の思い出ドローンショー」を実施し、児童64名(欠席者:1名)と教職員17名、保護者、地域の人達などを含めた約160名が集まり、ベランダや昇降口からショーを眺めた。
東小川小学校での思い出を振り返るナレーションに合わせて、地上で同校児童の愛称である「ひがしっ子」の5文字がドローンの光で描かれ、静まり返った校舎に歓声が響いた。そこからドローンは上空へと飛び立ち、東小川小学校の児童の元気さを表す「スマイル」、全校児童が仲良しであることを表した「肩を組むシルエット」、同校を包む豊かな自然を表す「花」、児童の分け隔てのない優しさを表現する「ハート」、全校が盛り上がる年間行事の中でも特に思い出深い運動会を表す「大玉送り」とひがしっ子祭を表す「風船」のアニメーションを夜空に浮かべた。
飛行中、突風に煽られ機体を大きく揺らすドローンに対して、「頑張れ!」などと声をかける児童の姿も見られ、ショーの成功に向けて開演後も児童一同が心を一つにしていたという。
「私たちひがしっ子は、この学校を離れて次の学校に行っても、ひがしっ子らしく元気に頑張っていきます!」のナレーションとともに、児童が飼育していた国蝶、光のオオムラサキが夜空に羽を広げる。立体感のあるアニメーションで羽ばたく蝶の両翼が視界一面に広がると、その美しさに一同が息を呑んだ。
未来への羽ばたきを象徴した蝶はやがて児童たちから東小川小学校に向けた想い「アリガトウ」の5文字へと変化。フィナーレとして、今回のショーのタイトルである「光の思い出ドローンショー」の文字花火と打ち上げ花火が上がると、一層大きな歓声が上がった。
ショーが終わると一同は視線を空から隣の友人たちへ移し、感謝の言葉や思い出を語らいあって、これからも東小川小学校の絆を大切にしていくことを確かめ合っていた。
【オフィシャルムービー】「光の思い出ドローンショー」当日の模様
各演出は同校の児童が考えたもの
ドコモはドローンを活用した様々な取り組みを実施してきた。今回はドローンを新たなコミュニケーションツールとして、閉校を迎える学校の児童、教職員、保護者、地域の人達が、校名や校舎がなくなってもつながり続けられるような思い出をつくりあげることを目指してドローンショーを企画した。各演出は同校の児童のアイデアをもとにドコモがドローン表現に落としこんだもので、東小川小学校とドコモとの共同制作作品となる。
ショーを終えて、須郷校長先生よりのコメント
ドローンショーとそれに見入る子供たちを眺めながら、この東小川小学校で児童たちとともにしてきたいろいろな思い出を反芻せずにはいられませんでした。「アリガトウ」が浮かび上がり、「ああ、これでショーも終わりなのだ」と思った瞬間に、花火が咲く音がジーンと心に響いた時は、なんとも言えない気持ちになりました。新人の校長として赴任してきて3年目の今年、いよいよ閉校を迎えるにあたり、今日のドローンショーが終わることで私の大きな役目もまたひとつ終わる、そんな感慨に浸っています。今日のショーを終えて改めて思うのは、主催のNTTドコモさんをはじめ、たくさんの方々に一言で、「ありがとう」それだけです。
NTTドコモ
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。