新設した16万平米のマルチテナント型物流倉庫に100台のピッキングアシストロボット導入へ STOCKCREWとプロロジスが業務提携

ネットショップを運営する事業者向けに発送代行サービスを提供するSTOCKCREWは、物流不動産の所有・運営・開発を行うプロロジスと物流サービスに関する基本合意を締結し業務提携した。

STOCKCREWは千葉県八千代市にあるプロロジスパーク八千代1内にある小規模EC事業者向けフルフィルメントサービスを提供する専用区画『THE CUBE』に倉庫Chiba Dockを開設。今後は自律走行型ピッキング補助ロボット(AMR)を100台導入した物流オペーレションを計画している。



延床面積約161,200平米のマルチテナント型物流施設

プロロジスは千葉県八千代市にある約69,300㎡の敷地に5階建て、延床面積約161,200平米のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代1」内に小規模EC事業者向けフルフィルメントサービスを提供する専用区画『THE CUBE』を開設。STOCKCREWは『THE CUBE』に新拠点としてChiba Dockを開設した。

「プロロジスパーク八千代1」外観

『THE CUBE』概要

プロロジスが開設した『THE CUBE』は小規模事業者のハードルとなりやすい初期費用および固定費の投資が不要で、1点から荷物を預けることが可能。保管料は縦・横・高さ各10cmを一単位として、日次計算し保管している商品のみに課金するシンプルな料金体系を採用。

『THE CUBE』の専用区画は約11,400㎡。自立走行型のピッキング補助ロボット(AMR)を100台導入し、標準化されたオペレーションを提供するとしている。

また、配送面でも、大手配送キャリアとの連携が決定しており、荷物の保管・庫内作業から配送まで一気通貫の高品質な物流サービスを提供し、小規模EC事業者の成長を物流面からサポートする。

小規模事業者の物流ノウハウ不足を解決し、成長を後押し

スマートフォンで自分のショップが簡単に作成でき、SNSで集客できるなど、誰でも簡単にネットショップで販売できる環境が整いEC事業者が増加しているが、既存の物流サービスの多くは、中堅・大企業向けに提供されており、荷量の少ない小規模EC事業者に向けた物流サービスはいまだ選択肢が少なく利便性を欠いているのが現状であり、小規模なEC物流を専門に対応する物流会社は少なく、物流業界全体が市場ニーズに追いついていないという課題がある。

EC事業の堅実な成長には、安定的な物流オペレーション、保管スペースの柔軟性や拡張性、大手EC事業者に見劣りしない物流コストの低減などが必要となりますが、小規模EC事業者にとっては物流実務ノウハウや人材不足により、実践は大きな課題となるが、今回開設された『THE CUBE』は小規模EC事業者が直面するこうした課題を解決し、ビジネス成長をサポートするとしている。

今回の業務提携により、STOCKCREWはより多くのEC事業者へ高品質な物流サービスの提供を目指すとしており、プロロジスは小規模EC事務業向けに新たな物流インフラを提供し事業成長を後押しするとともに、物流業界のさらなる発展に寄与することをめざすとしている。

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ロボスタ編集部

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