オカムラとGROUNDが資本業務提携を強化 AIソフトウエアを活用した自動化や省人化により、企業の物流改革を推進

オカムラとGROUNDは、AI技術を用いたソフトウエア活用による企業の物流改革に貢献することを目的とし、2016年5月に締結した資本業務提携をオカムラの追加出資により、さらに強化することを明らかにした。

今回の追加出資による資本業務提携の強化により、AI技術を用いたソフトウエアの活用による物流施設内の各工程の作業進捗状況やマテハン機器ロボットの稼働状況、人員配置や作業効率などのデータに基づいた適時把握を実現し、最適化を図るとしており、人の手が必要な作業を最小化した環境を提供することで企業の物流改革に貢献。両社のさらなる関係性を構築し、物流システム事業の成長を推進するとしている。

社会背景

近年、物流は社会インフラとして不可欠な役割を担っており、重要性が増しています。多頻度小口化など物流サービスの多様化と労働人口の減少や、物流現場での働き方改革により、物流施設内作業の自動化、省力化のニーズが高まっている。

各社の物流事業の取り組み

オカムラは、オフィス、教育・医療・研究・商業施設、物流施設など、さまざまなシーンにおいて、質の高い製品とサービスを提供。物流システム事業においては、自動倉庫や搬送・仕分け機器などの物流システム機器の開発・製造、導入・運用支援、アフターサービスなど物流システムにおける一貫したソリューションを提供しており、物流現場の自動化・省力化を推進し、生産性の向上に貢献するとしている。

GROUNDは、AIやロボットなどの最新のテクノロジーを活用した物流ソリューションの企画・開発・提供。自社開発したAI物流ソフトウエア、ロボットをはじめとするハードウエア、物流DXのオペレーションの3つの領域において、コンサルティングからインテグレーション・保守運用サポートまでをワンストップで提供する。従来のマテハン・機器の利点を最大限生かしつつ、物流領域における先端技術(LogiTech)を用途に応じて自在に組み合わせ、物流施設全体の最適化に貢献するとしている。

資本業務提携の背景と目的

オカムラとGROUNDは、2016年5月にロボット技術を活用した物流システム事業の新しい取り組みを目的として、資本業務提携を締結。現在も協業の進展により、大型・中型の物流施設へ提案やプロジェクトマネジメントなどにおいて実績を上げている。

今回の資本業務提携の強化により、AI技術を用いたソフトウエアの活用による物流施設内の各工程の作業進捗状況やマテハン機器ロボットの稼働状況、人員配置や作業効率などのデータに基づいた適時把握を実現し、最適化を図るとしており、自動化、省力化を推進して、人の手が必要な作業を最小化した環境を提供することで、企業の物流改革に貢献。両社のさらなる関係性を構築することで、物流システム事業の成長を推し進めていくことを目的としている。

オカムラは、物流システム事業における主力製品の能力・汎用性の向上とスマート物流の実現につながるオカムラならではの製品・サービスの開発・提供を目指し、GROUNDとの協業を通じて、AI技術に基づくソリューション提供力やソフトウエア開発力を強化し、事業の成長を推進します。また、技術人財との連携を通じて、提案力やソリューション力の向上を目指す。

一方のGROUNDは、オカムラとGROUNDが有するソリューションやサービスにおける営業連携、相互送客、連携提案などを実現し、新規顧客獲得と両社の顧客基盤の拡大を目指します。特に、AIソフトウエアである「GWES」のより密に連携した販売強化と販路拡大に努めるとしている。

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ロボスタ編集部

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