電動ラジコン草刈りロボット「ユニモワーズ」の実証実験を九大附属農場で実施
2024年5月20日
By ロボスタ編集部
![](https://robotstart.info/wp-content/uploads/2024/05/2405_uniq.jpg)
ユニックは、同社が開発した脱炭素社会を実現する環境に優しい電動ラジコン草刈りロボット「ユニモワーズ」の草刈り実証実験を、2024年5月~11月に九州大学伊都キャンパス農学部附属農場(九大附属農場)で行うことを発表した。
本実証実験は、傾斜の急な法面など草刈りが困難な場所で草刈りを実施し、ユニモワーズのリモート操作性・草刈り効率の実証や自動化の試行を行うもの。なお、実証実験に先立ち、九大農場および糸島サイエンス・ヴィレッジ(SVI)の拠点である「はじまりの地」で情報交換会・デモンストレーションを開催する。
脱ガソリンエンジン式へ
近年、農業従事者の高齢化や減少が進み、働き方改革などで農作業の機械化による労働負荷の低減が必要になっており、農作業の自動化も望まれるようになってきた。農作業の中でも草刈り作業は危険かつ重労働で、ロボット化が強く望まれる作業である。
刈払機や草刈り機の大半は、パワーがあり長期間使用可能なガソリンエンジン式です。しかし、近年農業機器にも脱炭素化が望まれるようになり、既にアメリカではガソリンエンジン式草刈機の規制が増加しつつある。したがって、現在、効率的に草刈り作業を行える電動式草刈り機の開発が喫緊の課題となっている。
ユニモワーズ概要
電動ラジコン草刈りロボットユニモワーズは、クローラーベルト駆動機構により急傾斜地や走行障害の多い悪路面の草刈りをラジコンで安全に操作できる新しいタイプの電動式草刈り機。
今回の実証実験を通じて得られた知見を取り入れユニモワーズの改良を行い、草刈り作業の自動化・効率化・脱炭素化に適した電動式草刈り機の開発を行うとしている。
主要仕様
サイズ | 970×800×410 mm(全長×全幅×全高) |
---|---|
重量 | 88kg |
刈幅 | 500mm |
実用登坂角度 | 45°(横移動)、30°(前後移動) |
作業面積 | 約1000㎡ |
充電時間 | 7時間 |
デモンストレーション詳細
日時 | 2024年5月29日 13:30~15:00 |
---|---|
会場 | 九大附属農場(福岡市西区元岡744) |
スケジュール | 13:30~14:00 情報交換会アグリバイオ研究施設実習棟講義室 14:00~15:00 デモンストレーションアグリバイオ研究施設近傍法面 |
日時 | 2024年5月30日 10:30~12:00 |
---|---|
会場 | SVI はじまりの地(糸島市志摩馬場846-2) |
スケジュール | 0:30~11:00 情報交換会SVI はじまりの地 建屋 11:00~12:00 デモンストレーションSVI はじまりの地 圃場 |
関連記事
いちごのAI自動収穫ロボット「ロボつみ」 株式投資型クラファンで3160万円の資金調達に成功
デンソー、欧州向けに房取りミニトマトの全自動収穫ロボット「Artemy」の受注を開始 人手不足の解消と重作業の大幅低減に貢献
自動走行型スマート農薬噴霧ロボットのコンセプトモデル「スマートシャトル」をクボタの施設で展示 丸山製作所
テムザック新型『雷鳥1号』(播種対応モデル)を開発 複数台の群れで動き、効率的に種まきを行うことが可能
多機能型農業ロボット『雷鳥2号』を発表 アタッチメントの付け替えで耕起・収穫なども完全電動で可能 テムザック
AIロボティクスでイチゴの完全自動栽培に取り組む HarvestX が総額約4億1,000万円の資金調達を実施
いちごのAI自動収穫ロボット「ロボつみ」 株式投資型クラファンで3160万円の資金調達に成功
デンソー、欧州向けに房取りミニトマトの全自動収穫ロボット「Artemy」の受注を開始 人手不足の解消と重作業の大幅低減に貢献
自動走行型スマート農薬噴霧ロボットのコンセプトモデル「スマートシャトル」をクボタの施設で展示 丸山製作所
テムザック新型『雷鳥1号』(播種対応モデル)を開発 複数台の群れで動き、効率的に種まきを行うことが可能
多機能型農業ロボット『雷鳥2号』を発表 アタッチメントの付け替えで耕起・収穫なども完全電動で可能 テムザック
AIロボティクスでイチゴの完全自動栽培に取り組む HarvestX が総額約4億1,000万円の資金調達を実施
この記事を読んだ人におすすめ
-
水田除草ロボット「ミズニゴール」新型はラジコン型に加えてGPS自動運転型を追加 農家間でシェアするレンタル制度も
-
スマート農業、安価版アイガモロボの井関農機、ナチュラルスタイル、有機米デザインが連携
-
多機能型農業ロボット『雷鳥2号』を発表 アタッチメントの付け替えで耕起・収穫なども完全電動で可能 テムザック
-
テムザック新型『雷鳥1号』(播種対応モデル)を開発 複数台の群れで動き、効率的に種まきを行うことが可能
-
ロボット耕作米「雷粉」で作ったトッポギ風ニョッキ “ニョッポギ” を京都市の「ナガグツ食堂」で提供
-
自動走行型スマート農薬噴霧ロボットのコンセプトモデル「スマートシャトル」をクボタの施設で展示 丸山製作所
-
デンソー、欧州向けに房取りミニトマトの全自動収穫ロボット「Artemy」の受注を開始 人手不足の解消と重作業の大幅低減に貢献
-
いちごのAI自動収穫ロボット「ロボつみ」 株式投資型クラファンで3160万円の資金調達に成功
PR
このカテゴリの新着記事
注目のロボット
注目のロボット企業
チャンネル登録
Posting....