日本とドバイが「次世代ロボットシステム」の開発でタッグ、ロボット技術で世界の建設・都市インフラ分野に挑む

知能技術株式会社は、アラブ首長国連邦ドバイのEMKAAN Architectural & Engineering Consultancyと世界の建設・都市インフラ分野に革新をもたらす次世代ロボットシステムの開発に向け、コンサル契約を正式に締結した。本プロジェクトは、ドバイを拠点に未来都市開発における課題を解決する世界初のロボットソリューションを創出し、中東からアジア・欧州市場へと展開する計画である。
日本の技術力とドバイの革新力が融合
知能技術は、日本国内で100社以上の企業に対してAI・ロボットソリューションを提供した実績を持つ。災害対応、自動建設機械、インフラ検査など幅広い分野で先端技術を実用化してきた同社の強みと、ドバイの革新力を融合させることで、都市開発における安全性・効率性・持続可能性を飛躍的に向上させるロボットを開発していく。
EMKAAN代表のMuhammad Obaid氏は「このプロジェクトはドバイの未来都市開発における重要な一歩であり、世界規模の課題解決に貢献する技術革新の起点となるでしょう」と述べた。知能技術の大津良司代表取締役社長も「日本のロボット技術とドバイの革新力を融合させ、世界が直面する都市インフラの課題に新たな解決策を提供できることを誇りに思います」と意気込みを示している。
世界市場への展開を視野に
今後、両社はドバイにてプロトタイプ開発を進め、順次中東、アジア、欧州での社会実装を目指す。プロジェクトの特徴として、ドバイでの現地プロトタイプ開発により都市インフラの未来像を具現化し、中東を起点に世界各地の都市開発分野に拡大予定である。建設、災害対応、自律重機、インフラ検査などの分野で、安全性・効率性・持続可能性を飛躍的に高めるソリューションを提供していく計画だ。
世界的な都市化の進展に伴い、効率的で持続可能な都市インフラの構築が急務となっている中、日本の精密なロボット技術と中東の革新的な都市開発ノウハウの組み合わせは、グローバルな課題解決に向けた新たなアプローチとして注目される。
複数のロボットやモビリティの協調運行の実証を実施 イベント会場で多数の人とロボットの混在も再現 京都スマートシティ推進協議会
立命館とNTT西日本が連携する理由【前代未聞】全在校生と卒業生、合計45万人に生成AI学習支援を提供へ
【速報】タブレット画面に触れずに操作できる 空中操作「非接触オーダータブレット」飲食店向けに知能技術が販売開始
この記事を読んだ人におすすめ
-
NTT東日本、路面陥没リスクを調査「地中空洞検知プロジェクト」開始 地下の通信用光ファイバーを活用
-
ヒューマノイドやレスキューロボット操作体験、防災メタバース、VR災害疑似体験など 防災イベント「震災と未来のこうべ博」開催へ
-
走破力と機動力がケタ違い!DEEP Robotics、車輪つきの四足歩行ロボットの性能を最新動画でチェック
-
東大発ベンチャーがAI搭載四足歩行ロボット『HLQ Pro』β版の提供を開始
-
エルザ ジャパンが四足歩行ロボット『Lynx M20シリーズ』の取り扱いを開始 悪天候下や災害現場、消防現場などでも作業可能
-
GMO AIR ドローン展示会でヒューマノイドや四足ロボット、人命救助ドローンなど展示 VRやシミュレータ体験も
-
小型AI搭載の点検ロボット「ugo mini」を焼却発電施設の点検業務に活用 省力化とデジタル化による業務効率の向上
-
通電状態で高圧送電線のメンテナンスができるロボットを開発、ハイボットが国際会議ICOLIMで正式発表
-
洋上風力メンテナンスや水中点検作業に自律型無人探査機を活用 TEC・日鉄Eng・OKI・FullDepthの4社が内閣府の事業に採択
-
埼玉県八潮市の道路陥没事故、屋内点検用ドローンで下水管の中の調査を実施 ブルーイノベーション