川崎重工のヒューマノイド新型「カレイド」が災害避難所で人と協働で活躍するデモを公開 段差を歩行、物資を運ぶ安定性が向上

「2023国際ロボット展」において、川崎重工業はヒューマノイド(人型ロボット)「カレイド」(Kaleido)の新バージョンによるデモを公開した。今回のカレイドはバージョン8になり、転倒防止の吊り下げ式ワイヤーもなく、しっかりと自律歩行し、荷物を運ぶ等の作業を披露した。身長は約180cm、体重は約86kg、32自由度。


顔がディスプレイ式に変更され、表情やデザインを映すことができるようになった。

■川崎重工のヒューマノイド「カレイド」Version8を公開


デモの内容は、災害時を想定した避難所が舞台。災害時に散らばった瓦礫を片付け、人と共同でテーブルを運び、輸送トラックから救援物資を運び込むといった一連の作業をこなした。


■川崎重工の二足歩行ヒューマノイド「カレイド」災害現場で活躍するデモ

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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