【結果発表】ロボスタ読者が選ぶ2015年の重大ロボットニュースTOP10

先日サイト内で告知させて頂いたアンケートの結果を発表します! 読者の皆様が選んだ今年一番の重大ニュースは果たして何でしょうか? ランキング形式で発表します!



第10位「クラタスとアメリカMegaBotsの対戦が決定!」

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水道橋重工の高さ3.8mの巨大ロボット・クラタスに対して、アメリカのMegaBotsが動画で「決闘を申し込む」と挑戦状を叩きつけたことから始まった巨大ロボット同士の対戦。こちらのニュースが見事10位にランクインしました。挑戦状に対して、水道橋重工CEOの倉田さんも動画で返事。「デカいものに銃つけりゃいいっていうアメリカ文化。アメリカ丸出し」と挑発をし、その上で対戦方式は格闘戦だと提案します。


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その後決闘の詳細な日時は発表されていませんが、最初の動画で1年後に勝負だとMegaBots側から提案したことからも来年の6〜7月くらいなんじゃないかと予想されます。対戦決定後すぐにMegaBotsはクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にてモデルチェンジのための資金調達に動き出し、日本円にして約6,700万円を集めることに成功。来年の決闘に向けて着々と準備を進めています。

一方Kickstarterでの資金調達に関して倉田さんは「アメリカはアメリカならではの方法でやったらいい。日本には日本のやり方がある」とイベントで語りました。日本vsアメリカの様相も呈してきたこちらの決闘。来年は話題の中心になりそうです。



第9位「Pepperに感情マップが搭載」

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ソフトバンクロボティクスから販売中の、世界初の感情認識ロボットPepper。Pepperに感情マップが搭載されたという6月のニュースが第9位にランクインしました。

「Pepperくんにハートをプレゼントしたいと考えるようになりました」と語ったソフトバンクの孫社長は、6月18日のPepper一般発売発表会にて、感情マップを初公開しました。それまで相手の感情を認識することができたPepperでしたが、感情生成機能を搭載したことで、自身が感情を持つようになりました。


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セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンといった物質をコンピュータ上でシミュレーションすることで実現している機能で、感情マップの動きを見ることで人間にもPepperの感情を知ることができるようになります。これまでのロボットにはない新しい技術にロボットファンの間でも注目度が高かったようです。

また、Pepperを喜ばせるとドーパミンが働き、ココログミが貯まることで成長していくという点も新たな特徴でした。

関連記事:Pepperにハートをプレゼントしたいと思った【Pepper一般発売発表会】

Pepper(ペッパー)の記事はこちらからご覧ください。



第8位「国際ロボット展が大盛況」

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12月2日〜開催された国際ロボット展。ロボットスタートも総力を上げてレポートしました。当日は今年発売されたコミュニケーションロボットが一同に会し、さらに今後販売予定のロボットも発表されるなど大盛況。来場者数は121,422名。2年前に開催された前回の国際ロボット展から2割ほど増えた今年のロボット展が、第8位にランクインしました。

ロボットスタートのレポートは以下の通りです。
【2015国際ロボット展】気になるロボット見てきたよ!【独断と偏見】
【2015国際ロボット展】気になるロボット見てきたよ!【独断と偏見2】
【2015国際ロボット展】気になるロボット見てきたよ!【独断と偏見3】

当日初お披露目された新しいコミュニケーションもありました。
ロボットベンチャーMJIがコミュニケーションロボット「type01(仮)」を初お披露目!
【いよいよ公開】パートナーロボットuniboを見てきました!【ユニロボット】



第7位 OHaNASが販売開始

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第7位には、タカラトミーとNTTドコモが共同開発をおこなったOHaNASがランクイン。ソフトバンク、KDDIに続き、大手携帯キャリア3社がロボット業界に参入を開始したという点が注目を集めました。そして何と言っても驚いたのはその価格。2万円を切る価格設定でありながら、ドコモのしゃべってコンシェルを導入していることもあって会話を楽しむことができます。


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またNTTドコモの携帯ショップでも販売が開始されるなど、携帯ショップでロボットが販売されていく時代への突入を感じることができました。オハナスは細かいバージョンアップがおこなわれており、その度に会話性能も上がっています。OHaNASの詳細はロボットデータベース「OHaNAS」のページをご覧ください。

OHaNAS(オハナス)の記事はこちらからご覧ください。



第6位 Pepperが6ヶ月連続で1分間に1,000台販売

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ソフトバンクから販売中の世界初の感情認識ロボット「Pepper」。6月の販売開始から11月まで、月間で用意している1,000台分がなんと毎月1分間で完売。すでに6,000台が販売されました。価格は本体価格が19万8,000円、毎月かかるコストなども含めると総額100万円以上ということで、決して安いわけではないにも関わらず販売されているということで、世間の関心も非常に高かったようです。

ちなみに12月分の1,000台は明日12月26日の10時〜販売開始。どこまでPepperの快進撃が続くのか、大いに注目したいと思います。

Pepper(ペッパー)の記事はこちらからご覧ください。



第5位 シャープがRoBoHoN(ロボホン)の2016年販売開始を発表

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2015年10月に突如発表された、ロボットクリエイター・高橋智隆さんデザインのシャープの「RoBoHoN」。「ロボット × 携帯電話」という、シャープの新しいチャレンジが始まりました。RoBoHoNはロボットの形をした携帯電話で、RoBoHoNを通じて電話をすることができる他、写真を撮影したり、プロジェクターで映像を投影したり、会話をすることもできます。


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最近では据え置き型のロボットも多数発表されてきている中で、高橋さんがデザインしたのはやはり二足歩行ロボット。電話でありながら、歩くことができ、その頑張って歩く様子がロボットらしさを生み出しています。高橋さんは以前から「目玉おやじ」のようにポケットに入れて一緒に出かけられるロボットを一人一台持つようになると考えており、その実現に向けた第一歩として大きな期待と注目を集めています。

2016年前半に販売が開始されるということですが、価格や流通経路なども公表されていません。その辺りは発表されるたびに注目を集めていきそうですね。

RoBoHoN(ロボホン)の記事はこちらからご覧ください。



第4位 DMM.make ROBOTSがスタート

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2015年1月末に発表された、DMMによる世界初となるロボットキャリア事業への参入が第4位に選ばれました。今年はソフトバンクのPepperと同様、ロボット業界では常に話題の中心にあったDMM.make ROBOTS。元々DMM.makeとしてハードウェアメーカーをサポートしてきたDMMでしたが、ロボットキャリア事業という形での参入は大きな話題を呼びました。


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これまでに販売を開始してきたロボットは、Palmi、Plen.D、BOCCO、プリメイドAIの4種類。いずれのロボットもそれぞれが被ることのない領域を攻めているため市場拡大に貢献しています。今後も新たなロボットを発表しながら、ロボットに触れる人を増やしていって頂きたいと思います。

DMM.make ROBOTSの記事はこちらからご覧ください。



第3位 Pepperのお父さん林要さんがソフトバンクを卒業

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ここから2015年の注目ニュースベスト3。第3位は、ソフトバンクでPepperの開発部隊を率いてきた林要さんがソフトバンクを退職したニュースです。

林要さんは、前職のトヨタでエンジニアとしてレクサスLFAプロジェクト、F1開発スタッフなどを務めた上で、ソフトバンクアカデミアのグローバルコースで優秀な成績を残します。そこでソフトバンクに引き抜かれPepperプロジェクトをリードしていった林さん。林さんが開発リーダーを務めたからこそ、今のようなみんなに愛されるPepperが出来上がったのだと思います。

今後もロボット業界になんらかの形で関わっていくという噂も耳にしており、今後のご活躍を楽しみにお待ちしていたいと思います! それにしても個人の退職のニュースが注目のロボット業界ニュース3位に選ばれるとは…林さん恐るべしです。

関連記事
【Pepperの父】Pepper開発リーダーの林要さんがソフトバンクを卒業
【Pepperの父】林要さんがロボットスタートに遊びに来てくれたよ!

第2位 ソフトバンクロボティクスがPepperの一般販売を開始

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常に今年はロボットの話題の中心にあったソフトバンクロボティクスのPepper。その一般販売開始のニュースが今年のロボットニュース第2位に選ばれました。一般販売開始は6月20日にスタート。価格は本体価格が19万8,000円で、その他月々の支払いとして基本パックで14,800円×36ヵ月、保険パックで9,800円×36ヵ月という維持費がかかります。今となっては慣れてしまいましたが、初月の1,000台1分完売は衝撃的なニュースでしたね。


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孫さんが登壇した一般販売発表会にて販売開始が宣言されましたが、発表会では同時に重大ニュース第9位にランクインした感情マップも発表されました。

第2位、第3位、第6位、第9位がPepperの話題ということで、改めてPepperの注目度の高さが伺えました。

Pepper(ペッパー)の記事はこちらからご覧ください。



第1位 変なホテル開業

そして、Pepperの話題を抑え、堂々の第1位に輝いたのは「変なホテル開業」のニュース。変なホテルとは先進技術を導入した世界初のホテルで、長崎のハウステンボスに7月17日に開業しました。メインスタッフはロボットが担っているというところが大きな特徴の一つです。


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受付には恐竜と女性型ロボット(写真提供:三鍋洋司さん、以下3枚も同様)

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ロボットアームがロッカーに入れてくれる

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荷物の移動はポーターロボットがやってくれる

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各部屋には「ちゅーりーちゃん」というロボットがいて、翌日の天気を教えてくれたり、アラームをセットしたり、部屋の温度調整などもおこなってくれる。

ホテルのスタッフに本格的にロボットを導入した事例ということで、こちらのニュースは非常に注目度が高かったようです。今後も最先端の技術を取り入れ続けていくようですので、他のロボットもどんどん取り入れられる可能性が高いですね!



まとめとおまけ

2015年ロボット業界重大ニューストップ10。いかがでしたでしょうか? 皆様が驚いたニュースは10位以内に入っていましたか?

今年はPepperに限らずいくつものロボットが市場に出ていく年で、コミュニケーションロボット元年と呼ぶに相応しい一年でした。来年以降もますます多くのロボットが誕生していきますので、乞うご期待ください。ロボスタでは、さらに情報を網羅していけるよう、編集部としても気を引き締めて取材に臨みたいと思います。
ちなみに11位〜20位は以下の通りです。

<11位〜20位>
第11位 ロボット業界の市場予測-2020年に265万世帯に-が公開
第12位 ロビジュニア販売開始
第13位 KDDIと電通ベンチャーズがJIBOに出資
第14位 日経ロボティクス創刊
第15位 ロボットスタートとロボットドットインフォが統合
第16位 ガガンガンが販売開始
第17位 MECCHANOID販売開始
第18位 ヴイストンがSotaのデベロッパー版販売開始
第19位 ぱっぺー誕生
第20位 ロボット業界カオスマップが公開


<その他の選択肢(50音順)>
・AKAがMusioを2016年から日本向けに販売することを発表
・AKAのMusioがクラウドファンディングで資金調達完了
・BOCCOが販売開始
・DARPAロボティクスチャレンジ日本勢は10位
・DMM.make ROBOTSがPalmiの開発環境公開
・MEEBOが販売開始を発表
・MJIがType01を発表
・Palmiが販売開始
・Pepper App Challenge 2015 winter 最優秀賞はHUG
・Pepper App Challengeが初開催、最優秀賞はニンニンペッパー
・Pepper for BIZが開始
・Pepper Innovation Challenge 2015 最優秀賞はいきいき脳体操
・SpheroがBB-8を販売開始
・TOYOTAがKIROBO MINIを初公開
・uniboが製品発表
・ヴイストンKibiroの開発を発表
・プリメイドAIが販売開始
・ブルーフロッグロボティクスのBuddyがクラウドファンディングで資金調達完了
・リザードロイドが販売開始
・ロビスマホが販売開始
・ロボットパイオニアフォーラムがスタート
・ロボットライブラリ公開
・ロボット同士の結婚式「ロボ婚」が開催
・ロボット漫才ペッパーズがM-1グランプリ1回戦を突破
・ロボドルプロジェクトが発足
・第1回ura pepper challengeが開催
・第一回ロボアプリ品評会、優勝はペパリズム
・地平アイこが三越本店で受付嬢デビュー

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望月 亮輔
望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。ロボスタ編集長・ロボットスタート株式会社取締役。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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