2018年の「Amazon Echo」と「Alexa」の進化を振り返る より賢く、より便利に

2018年、毎日Amazon Echoを使うユーザー、複数のEchoデバイスを利用するユーザーは倍増した。Amazon Alexa / Amazon Echoが登場して4年強しか経っていないのだが、普及が進んだことで音声で操作するインターフェイスが自然になり、スマートスピーカーが生活に溶け込むようになってきたのは驚くべきことだ。

そんなAmazon Alexaについて、2018年12月19日、Amazon公式ブログ「day one」やAlexaブログにて今年の成果を振り返った記事が掲載されたのでその一部を紹介する。



Alexa成長の2018年まとめ

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Amazon公式ブログ「day one」ではユーザー視点でのAmazon Alexaの成長を振り返っている。


様々な場所でAlexaが利用可能に

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Alexaは2018年にオーストラリアニュージーランドフランスイタリアスペインメキシコでの利用が可能になった。これに伴い、世界中で数千万台のEchoデバイスが販売されたという。

またAlexa搭載デバイスも2倍以上に増加、またデバイスの種類もPC、ヘッドホン、ウェアラブルデバイス、スマート家電など多様化した。自動車への組み込みも進み、AUDIBMW、フォード、リンカーン、レクサス、セアト、トヨタなどとも協力を進めた。

Alexa for Businessも強化され、ホテル業界向けのAlexa Hospitalityも発表された。Cortanaとの相互接続も実現した。


Alexaはより賢くなった

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Alexaは過去1年で何十億ものデータポイントを追加して様々な質問に対応できるように進化した。

またAlexa開発者のコミュニティもAlexaの成長に貢献しており、70,000以上のスキルが開発された。Alexa互換のデバイスも4,500ブランド、28,000種類のデバイスが増加した。


Alexaで生活をより便利に

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Alexa Routines、Alexa Announcements、Alexa Hunches、Frustration Free Setupなどの新機能により、Echoデバイスとスマートホームデバイスがますます便利に利用できるようになった。


Alexaがよりパーソナルで話し上手に

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2018年にAlexaの機能はよりパーソナライズされた。例えばRemember This機能で、誕生日や記念日を覚えさせることができるようになった。またAlexa Skill Blueprintsを使うことでパーソナライズしたスキルを簡単に作れるようになった。
また自然な会話を実現するために、自然言語処理のレベルを向上させるだけでなく、Folow-Up ModeContext CarryoverWhisper Modeなどの新機能が実装された。


Alexaがよりビジュアルに

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新しいEcho Show、Fire TV Cube、Fireタブレットなどディスプレイを活用するデバイスに向けて魅力的なビジュアル機能を提供。
Hulu、NBC、Vevoなどの統合により動画コンテンツを楽しんだり、ディスプレイを使ったレシピ解説スキルを見ながら料理したり、ビデオドアベルの映像を表示させたりすることができる。
音声質問の代わりに画面に置いたアイコンをタップしてタスクを実行することができるTap to Alexa機能により、声が出せない人でもAlexaの一部の機能が使えるようになった。


Alexaがよりエンターテインメントに

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Amazon Musicに数十の新機能を追加した。またEchoのステレオペアモード、イコライザ機能、マルチルームミュージックなどにも対応。さらにApple MusicTidal、Deezer、Pandora Premiumなど新たに音楽ストリーミングサービスの対応を進めた。
また、音楽だけでなく映像コンテンツ領域でも対応が進み、Alexaを搭載したFire TV CubeFire TV Recastなどがリリースされた。他、XBoxTiVo、Dish、Netflix、DIRECTVなどの映像コンテンツの音声制御対応が進んだ。


Alexaがより家族全員楽しめるように

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Alexaは2018年に1億回以上のジョークをリクエストされ対応したという。また子ども向けのFreeTime Unlimitedのコンテンツも増強され、子ども向けのEcho Dot Kids Editionもリリースされた。

2019年に向けては、より自然で、パーソナルで、有用なものにするべく努力を続けていくという。来年の成長も楽しみにしたい。


Source:Amazon Blog



Alexaデベロッパーの2018年まとめ

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一方のAlexaブログでは、デベロッパー視点での1年間の動きをまとめた記事が掲載された。

言語・場所の拡大、デバイス対応の多様化、車載、ホテル向けサービス、マネタイズ手法の拡大、SDKの拡大、APIの拡大、スマートデバイスの対応拡大、さまざまなイベント企画などがまとめて紹介されている。

これらの施策によりAlexaデベロッパー増加し、結果Alexaスキルが各国で増え続けている。現在世界で70,000スキルを超えているが、100,000スキルになる日もそう遠くないだろう。


Source:Alexa Blog

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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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